2006-01-01から1年間の記事一覧

今年一年

今年も残りあと二日。 今年は……ほんと、仕事が忙しくて大変だった。まず、今年の初めにいきなり昇給した。それが、15%アップという思いがけないものだった。元締めにだめもとで「もうちょっと小刻みにアップにしてもらわないと、プレッシャーで潰れちゃい…

『デスノート The Last Name』

娘と二人、日曜日に見てきた。 前宣伝でうたわれていた原作との一番大きな違いは、ラスト近く、Lが用いたトリックのことだった。こんな遣い方、原作者だって思いつきもしなかったはず。息が詰まるような、ライトとLの頭脳戦は決着した。二人の勝負は、原作と…

木更津キャッツアイWS>四回目、行って来ました(,少々ネタばれあり 注意)

一日おきに映画館通いをしている。『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』の四回目を見てきた。布教用に多めに買っておいた前売りも、この分だと自己消費してしまいそうな勢いだ。でも、映画館を出た瞬間、またすぐに見たくなるのだから仕方がない。ファン…

『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』初日、見てきました

見てきました。『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』。 予想を上回る、『直球勝負』だった。 なんだ、変化球しか投げられないから、変化球投手……じゃなかったんだ。 ものすごい良かったわぁ。 私は『日本シリーズ』の、あの玩具箱をひっくり返したような…

『時をかける少女』

川崎のラゾーナの中にある、できたばかりの109シネマで、見てきました『時をかける少女』。 今年度のナンバーワン・アニメ映画の呼び声も高い。 「おじさん・おばさん世代には、甘酸っぱい気持ちになれること請け合い」という口コミだった。 甘酸っぱかった…

『イルマーレ』

個人的には恋愛物は守備範囲外なのだが、主演がキアヌ・リーブスだし、予告編がなんだかとても面白そうだったので、見てきた。物語世界は何の変哲もない日常だけど、たったひとつだけ、非日常があって……そういう仕掛けのファンタジーには良質のものも多い。…

『フラガール』

前評判通りの映画だった。 目当ては、蒼井優さんだったのだけど、松雪泰子さんの気風のいいダンスの先生が思った以上によかった。スポ根の鬼コーチみたいで。過去をあまり語らないのに、何となく想像できる過去が伝わってくる、というのがいい。 そして、気…

『日本以外全部沈没』

見てきた。ずいぶん人が入っていた。 何となく、「うわ、それって今時期まずくない?」なんて、他人事ながらはらはらするような 黒いものが見たい心境だったのだな。 絶対、今の国際状況をとことんブラックな風刺で斬るんだろう、と思ったので。 原作は賞を取…

『X-MEN ファイナル ディシジョン』

見てきた。テレビでアニメの放映をしていた頃に、少しはまって、パソコン通信のボードに熱っぽく書いたことがある。SFのアイテムとしてミュータントというものを考えたとき、作者が人間性とか能力をどう捕らえているか、それが現れていくわけだが、その点で…

古都より

京都からたよりあり

「【ドラクエ】はなぜヒットしたんですか?」06/08/27 堀井雄二さん

岡田くんにとって、心待ちにしていたゲストのようだ。滅多にこうしたメディアに出ない、それこそ雲の上の方だそうなので、リスナーとしても、とても貴重な体験をさせてもらったのだと思う。岡田くん、グッジョブ。「うははは」という豪快な笑い声がふたりし…

「男と女はどこが違うんですか?」06/08/20 長谷川眞理子さん

私の希望が通ったわけではないと思うけれど、家庭や男性と女性をテーマにしたゲストの方がいいタイミングで続いていると思う。日本が現在少子化問題に悩んでいる事情もあって、この問題の重さは日に日に増してきているような気がする。岡田くんも、かなり真…

『親指さがし』

少し遅くなったけれど、『親指さがし』を見てきた。 『ゲド戦記』の『影との戦い』以降、これに影響された作品があまた作られたそうだが、『エンゼルハート』などもそのひとつだったろうか。『親指さがし』のラストを見ていて、少し『エンゼルハート』を思い…

『ブレイブ・ストーリー』

例年、夏休みにはアニメが映画館にかかるわけだが、今年はいつになく大作揃いなのだそうだ。中でも『ゲド戦記』と双璧をなすという『ブレイブ・ストーリー』を見てきた。こういう流れで見ると、意識していなくても二つを比較して見てしまう。 絵やテンポが、…

『ハチミツとクローバー』

見てきた。 甘酸っぱかった。 お目当ては、はぐみ役の蒼井優さんと、竹本役の桜井くんなのだが、 これがまた、はまり役というか何と言うか。 美大というところは、もともとアートの能力がある人間が行くところだから、 人間の割合としては少数派のたまり場だ…

『ゲド戦記』三回目見てきました

五日間の夏休みをもらったので、『ゲド戦記』の三回目を見てきた。原作を平行して読み進めているので、発見がいろいろあって、また面白い。 ゲドの顔の左頬にある白い大きな傷跡。これは、『ゲド戦記』第一巻の『影との戦い』で、まだ少年だったゲドが、自分…

『ゲド戦記』感想つづき

原作を読んでわかったこと。 『ゲド戦記』の世界では、魔法使いは、物の真実の名を知ることによってそれを自在に操る力を得る。人間にもそれぞれ真実の名前があって、それを知ることで、その人間を支配することができる。『ゲド』というのが、通称『ハイタカ…

『ゲド戦記』二度目見てきました

『ゲド戦記』二回目見てきた。二度目が一度目よりいい。監督は、今、アメリカで原作者のル・グインにフィルムを見せているところだ、もし、いい反応がなかったとしても、必ずいい実りを結ぶから、と、祈るような気持ちでいる。 ところで、原作ファンから評判…

『ゲド戦記』テルーは夕日を見て泣く

夕日を見て泣いているテルーを見ていたら、我がアイドルの19歳の誕生日の日にホームページに書いた詩を思い出したので、引っ張り出してきた。いろいろ誤解を与える詩ではあるので、封印するつもりだったけど、もう、何を言われてもいい。結局、受け取る人の…

詩~『もうひとつの聖夜』

7年前に書いた詩です。『ゲド戦記』を見て思い出したので、引っ張り出してきました。 もうひとつの聖夜~星降る夜に~ 1999.11.18 まだ幼かった ある日 燃えるような夕焼けに 見入っていました。 だけど 人々は立ち止まらずに歩き去って行き ああ、私の見て…

『ゲド戦記』見てきました

『ゲド戦記』見てきた。 すばらしかった。感動した。酷評されてたから心配しちゃったよ。だけど、私にとっていい映画で本当に良かった。批判されていることが全部「間違い」ってわけではないけれど、監督自身が確信犯的にやっていることのリアクションだから…

悲しい

欝だ。更年期障害ではない。ゲド戦記がまだ見られないのだ。 初日。18歳未満は入れないレイトショーなら、まず間違いなく一時間待ちでチケットが取れるはず……そう思って直行したのに。 「完売です」。窓口のはきはきした可愛いおねえさんが、「か」に力を込…

『笑う大天使』

大好きな川原泉の原作。だけど、これが映画化されるとは思いもよらなかった。あの語りの独特の感じが面白さのポイントだと思うのだけど、それほ現実に役者が台詞で言って面白いか……そう思ったけど、心配要らなかった。原作の「つぼ」の台詞はほとんど出てこ…

『ゲド戦記』酷評されている

ここんとこ忙しかった。あとちょっとで『ゲド戦記』だ、と、自分を励まして仕事に集中する毎日である。 ところで、試写会を見た人たちの批評がYahooなどの掲示板に載っているが、まるで申し合わせたような酷評がされている。もちろん、それぞれの自然な感想…

『パイレーツ・オブ・カリビアン デッド・マンズ・チェスト』

昨日、先行上映で行ってきた。 前回と同じくはらはらどきどきの冒険活劇。前回よりも派手なカメラワーク、前回よりも凝った映像。おなじみブラックパール号をはじめ、船が次々と破壊されていくシーンとか、幽霊船が消えたり現れたりするシーンとか。また、大…

『ゲド戦記』全国キャンペーン

監督日誌と鈴木プロデューサーの直前ブログでは、全国をめぐってのキャンペーンの様子が克明に書かれている。ここまで大変なものだったのか……それにしても、力に溢れた文章から察するに、毎日とてもエネルギッシュにキャンペーンに飛び迷っておられる様子。…

『ゲド戦記』全国キャンペーン

今、直前ブログや監督日誌では、監督やプロデューサーや声の出演者の方たちの、キャンペーンの模様が書かれている。表現することについては集中力もあり得意でも、こっちは苦手……なんて人も案外多いかも知れない。でも、受け手のこっちとしては、とても楽し…

『ゲド戦記』余談だけど、『こころのうた』

ちょっと思い出した。 私の『詩』の中にある『森の中の少年へ』は、谷山浩子さんの『まっくら森のうた』に影響されて、書いた。これは、「光の中で見えないものが、闇の中で浮かんで見える」ではじまる、大好きな歌である。ちなみに私の詩の中の「少年」のモ…

『ゲド戦記』打ち上げがあった模様

鈴木プロデューサーの、『ゲド戦記』公開直前までのブログに、打ち上げの模様が描かれている。 今月のひと 岡田くんは会の最初から最後まで参加したとか。相変わらずの自然体で、元気な様子でなにより。 初号試写会では、宮崎駿監督と吾朗監督のことが気にな…

『夜のメッセージ』

ひとつひとつは あかりのともった ただの窓 集まったら 夜に浮かび上がる 感謝のこころ 人々の帰りの足を止める