2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ブロークバック・マウンテン』DVD

ホモセクシャルについては、特に何の感想もない。ヘテロセクシャルの男女のベッドシーンも十分に気持ち悪く感じるので、ホモだから特別に気持ち悪い、ということもない。映画やドラマの役者同士の場合だと、素では恋愛感情を持ち合っているわけではないのだ…

本の大人買い

昨年の暮れに、日垣隆著『すぐに稼げる文章術』の中にリストアップされていた、必読の33冊をアマゾンで大人買いした。それにしても、この本のタイトル、買うのにとても恥ずかしい。これに決めた編集者のセンスを恨む。帯の言葉も中身と正反対だ。ネットであ…

『マリー・アントワネット』

まずはざっくりした感想から。最高に楽しかった! 特に目に楽しかった。 コミック『ベルサイユのばら』、通称『ベルばら』が空前の大ヒットをしたのは、私が高校生の時だった。その時代の女子高生の心情に、男装の麗人オスカルがストレートにはまって、相当に…

『ゲド戦記』しめくくり

映画の上映もとっくに終わって、ちまたでの評価も一段落した頃なので、書きたいことがある。 まったく、ネットだけではなく新聞その他のメディアにまでいろいろ書かれて、暴風雨のような酷評であった。新人監督の作品としては異常な事態だったと思う。つまり…

『スキャナー・ダークリー』つづき

『スキャナー・ダークリー』を見ていて、ちょっと書き足したくなったこと。 フィリップ・K・ディックはSF作家として、人とまったく違う認識世界に住んでいる主人公を数多く創造してきた。それが惑星やタイムマシンや人工夢などの、絶対にあり得ないSF仕…

ダリ展に行ってきました

上野の森美術館でやっているダリ展を見てきた。 この後、映画『スキャナー・ダークリー』を続けて見たものだから、私の世界がちょっと変な感じになっている。ダリの独特の世界が、子供の頃からどういうプロセスで積み上げられてきたか、とてもわかりやすい配…

『スキャナー・ダークリー』

今日、渋谷のシネセゾンで見てきた。 ディックのSFは、好みが人によって分かれるそうだが、ディック晩年の『聖なる侵入』『ヴァリス』から入ってカルチャーショックを受けた私には、どれもこれも、手にしっくりなじんだ器のように親しみをおぼえる世界観だっ…

『プラダを着た悪魔』

ずいぶん前に見たんだけど、いい映画だったから感想はきちんと書いておこうと思う。 さて、最初はどんなに無理だと思えたことでも、やっていく内にできるようになることがある。仕事では、社会に出たばかりの新人の頃、先輩たちの仕事っぷりを見ていて、「自…

2007年スタートしました

新年早々、辛気臭い話で申し訳ない。 言い訳するまでもなく、岡田准一ファンとしては去年一年、スランプのどん底だった。もちろん好きだから、映画はリピートした。だけど、他のメディアを見たり聞いたりする気力がわかない。ラジオとエッセイは欠かさずに聞…