2006-01-01から1年間の記事一覧

黄色い花

黄色い服は苦手なのに 黄色い花はきれいに見える。 黄色いコップは引き出しの隅 黄色い花は窓辺に飾る 黄色い絵の具は使わずじまい 黄色い花は押し花に 黄色い花、黄色い花 黄色い花は愛され上手

娘が生まれた街に行ってきました

今日は、娘が生まれた街、西葛西に行ってきた。 娘が三歳のときまでいたから、15年ぶりになる。 すっかり変わってしまったところと、 変わらないところがあって、面白かった。 娘の服や小物を作る材料を買っていた小さな店が、 一瞬なくなってしまったかと思…

『ゲド戦記』のアフレコがいい感じに

『ゲド戦記』のブログ、毎日楽しく拝見している。生き生きとした製作日記。岡田くんの、王子アレンの声のアフレコ、既に半分が終わった、というニュースも読んだ。テストの声が良くて、そのまま採用されることもあった、とか。監督のお褒めの言葉ひとつひと…

『陰日向に咲く』劇団ひとり

娘が買ってきた。「ともかく面白いから読んで」と言う。「わかった」と受け取り、例によってまだ読んでいない本の山の頂上に置いた。こんなことは過去、何回もあったけど、今回に限って「もう読んだ?」と毎日聞くところを見ると、どうやら娘にとって特別な本…

シナリオ 課題『旅』

前回と前々回は、「コンクールに出せないもの」と「思いがけず評価が低かったもの」をオープンにしてみたけれど、今回は、そこそこの評価をいただけたものをアップしたいと思う。個人的には、幸せにしたい人間がいるので、魔法使いになりたいと思っている。…

『勝負の分かれ目を教えてください』06/04/23 羽生善治さん

羽生さんて、早口。滑舌がいいからちゃんと聞けたけど、その場で理解するのでかなりエネルギーを使った。学校で苦手の授業を受けていた時みたい(笑)。そして、話の中身が濃い。めちゃめちゃ頭のいい人だと思った。当然といえば当然だけど。 勝ち負けのある世…

シナリオ テーマ『復讐』

さて、シナリオの第二弾。ずいぶん初期の頃に書いたのだけど、お題が「復讐」とあったので、自分の過去の体験の昇華の意味を込めて書いてみた。先生からの評価は非常に低かった。主人公が復讐する動機が弱すぎるのに対して、やることが陰湿だというコメント…

『お姫様物語』

ラジオ番組『GROWING REED』では、最近、漫画家の紫門ふみさんがゲスト出演された。『あすなろ白書』、『東京ラブストーリー』、『Age35』など、等身大ラブストーリーが次々とドラマ化されている。御題も『男は恋愛によってどう変わりますか?』で…

『V フォー・ヴェンデッタ』つづき

なんだか、感想がまったくなっちゃいなかったので、深く反省して真面目に書く。 ネタばれになってしまうから、細かいことは説明できないけれど、一握りの支配者が大衆を掌握して……という「お話」は、私の知る限りではたぶん、ジョージ・オーウェルの『動物農…

『V フォー・ヴェンデッタ』

『マトリックス』を展開すると、こうなるかも知れない……映画を観ていてそう思った。終わりは、とりあえずバッドエンディングではなく、『マトリックス』と同様、未来に希望を残すものとなっているけれど、その希望自体、希望だと感じられないのは、私が悲観…

『男は恋愛によってどう変わりますか?』06/04/16 紫門ふみさん

岡田くんは、恋愛の話は、苦手だという意識は確かにあるようだけど、どうも嫌いではないみたいだ。こんなにハイテンションで話す岡田くんの声を久々に聞いた気がする。紫門さん、さすがに稀代のラブストーリーテラー。グッジョブ!である。うん、でも今時期の…

雑誌ラッシュ

映画の公開に向けて、雑誌ラッシュが続いている。 スペシャルドラマや舞台、『木更津キャッツアイ 日本シーズ』『東京タワー』『フライ、ダディ、フライ』のときもそうだったけど、このキャンペーンの雑誌ラッシュというのが思いのほか楽しい。写真もアイド…

『ジャックと豆の木』

ついこの間、映画館で見たばかりの感のある『ブラザーズ・グリム』がDVDになったらしい。この映画の中には、よく知られているおなじみの童話がいくつも隠れている。『ジャックと豆の木』は、グリム兄弟が少年だった頃のエピソードになっている。妹が病気…

『数学は役に立ちますか?』06/04/09 小島寛之さん

数学、役に立ちます。というか、立ってます。もっと言うと、それでご飯食べてます。終わり。なんちゃって。 建設の場合だと、幾何学がメインの数学だから、数字は実際の寸法である場合が圧倒的だ。「数学」と構えるほどの高尚さはない気がする。斜めの部材や…

時代劇のシナリオ

課題で書いた時代劇のシナリオ。 コンクールなどでは時代劇はだめ、というところが多く、このまま死蔵される可能性が高いので、もったいないからとりあえずオープンに。 サンプリングしているのは『嗤う伊右衛門』。主人公の侍は、自分の父親が若い頃をモデ…

『タイムマシン』TV

いずれDVDをレンタルして見ようと思っていた『タイムマシン』。 テレビでやってくれるとあって、ありがたく拝見。 ところで、ここ数年、往年の名作、しかもSFの原作物のリメイクが相次いでいるのはなぜなんだろう。 思いつく限りでも『ソラリス』『宇宙戦争…

『リバティーン』

ジョニー・デップが、台本の最初の三行を読んだだけで出演を決めた、といういわくのある映画である。 そのジョニー・デップは、『スピード』などの、ヒットがあらかじめ約束されている「かっこいい映画」の「かっこいい役」をすべて断り、変わり者ばかり演じ…

修作 その2

講習会でのお題、「原作物をドラマ化」、ということで、書いたもの。 星新一原作のドラマというのは、存在するのだろうか。 私の記憶の限りでは、見たことがない気がするのだけど。 『世にも奇妙な物語』にしたら、いい感じのドラマになりそうなのがたくさん…

はじめに

企画というか、新しいことを考えて、それを実現させるための計画を立てるのは、かなり好きな方だと思う。 プロジェクトを立ち上げて、それを実現させるためにいろいろ段取りを考えたりする能力も、かなりあるほうなんじゃないかと思う。 いざ、実現させるた…

はじめに

物語、特に童話にからめていろんなことを書きたくて、こんなコーナーを作ってみた。 『キャラクター小説の作り方』なる本に、童話は物語の構想を得る大切なアイテム、みたいなことが書かれていて、以前に自分がやっていたことなので、大いに興味をそそられた…

『石油の未来はどうなりますか?』06/04/02 石井彰さん

未来パニック物、例えば『ノストラダムス大予言』などに対する男女の受け止め方には、はっきりと差があるそうだ。 女性の方が、この手のことに対して「面白さ」を感じる度合いが少なく、不安に囚われやすいという。 それは子供を産んで育てる性の感受性のた…

そろそろ、ヒット祈願をはじめないと

自分で言うのもなんですが、きわめて痛い岡田准一ファンです。 特に、俳優としての彼のファンです。 更に言うなら、映画俳優としての彼に一番期待しているファンです。 彼の映画俳優としての成功のためなら、なんでもやります。 しつこいようですが、勝算が…

詩~『ありがとうのうた』

「ありがとう」の中でも 一番大きな「ありがとう」 それは大切に思ってもらえた 感謝の言葉 私には、私が一番たいせつ あなたには、あなたが一番たいせつ あいつには、あいつが一番たいせつ あの子には、あの子が一番たいせつ それが当たり前で それが基本で…

詩~『グレートジャーニー』

人類が こんなにもこの星の 隅々まで散らばっているのは バベルの建設に 失敗したからじゃない ここじゃないどこか 今じゃないいつか 自分じゃない何か そんなものを 目指すように 仕組まれていたからなんだ ちっぽけ草花ですら 地下茎を張りめぐらし 精いっ…

詩~『ダチョウ』

散歩してたら サバンナに出た。 生意気なダチョウと 立ち話をした。 「鳥のくせに 飛べないなんて」 「お前だって、人間のくせに 泣けないじゃないか」 「…人のいないところで 泣くのさ」 「俺だって、人のいないところで 飛ぶのさ」 僕たちは若過ぎて ダチ…

詩~『秘密』

自分一人だけの秘密 心臓の上の小石。 好きな人とだけ共有する秘密 甘い香りの毒薬。 すべての人に共有される秘密 がんじがらめの蜘蛛の巣。 あなたは 地上に現れた 最も美しいオス ただ いのちを謳歌したい その一心で せいいっぱい広げた 見えないハネのせ…

詩~『ソロ』

すべては移り変わって 一時も留まっているものはないから 僕達はいま 自分の時の独り舞台に立っている 僕達はやってきて そして。 僕達が 昨日と今日の自分が どれだけ変わっているか わからないようにできているのは 生き物を作った誰かの 優しさだろう 生…

詩~『春』

ねこは縁側で 百万年前と同じように ひなたぼっこをしている ねこやなぎは庭で 百万年目の 夢を見ている いつまでも続く春の うららかなひざしに まどろみと うつつとの境界線を 行ったり来たり うつら…うつら… この世には 私と 春と ねこと ねこやなぎしか …

詩~『楽園へ行こう』

南の島へ行こう 海を越え楽園に行こう いろとりどりの花が 咲き乱れ 垂直にさす日光を 体中でうけとめて 酸素を吐き出す 天国と地続きの場所 南の島へ行こう いつも 何かしないではいられない そんなあなたなら いっそ何もしないで 太陽と雲のシンフォニーを…

詩~『恋』

恋------何ほどの価値があろう 感情の鉄格子に囚われて むなしくあがく身であれば 手を差しのべる 景色のように きらきらとせつなく光る ああ、あれに手が届けば いっそ死んでも構わないと 恋------何ほどの価値があろう 聞けば死すら乗り越える 情熱ともな…