物語研究

物語考>「わたし、定時で帰ります」〜人権と進歩

以前書いた「連想的視聴」として、最近ドラマ「わたし、定時で帰ります」を配信サービスで一気見しました。「きみの瞳が語りかけている」の吉高由里子さん、「着飾る恋には理由があって」の向井理さんと新井Pと塚原D。見始めたら、夢中になって最後まで見て…

物語考>未来物と異世界について

今夜は、映画「夏への扉」を見てくる予定です。原作はハインラインの名作SFで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のアイデアの元だと言われています。タイムトラベルで自分に出会ってしまったらどうなる、とか、過去を変えて未来を変更できるか、とかのい…

正直者のはなし

さてさて、お姫様物語で続けようと思ったけれど、最近ずっと『ゲド戦記』の製作日誌を熟読していて、色恋の話をする気分ではなくなっている。で、ちょっとそれから遠い物語をはさんでみようと思う。 日本の昔話には、「正直じいさん」「いじわるじいさん」が…

『お姫様物語』

ラジオ番組『GROWING REED』では、最近、漫画家の紫門ふみさんがゲスト出演された。『あすなろ白書』、『東京ラブストーリー』、『Age35』など、等身大ラブストーリーが次々とドラマ化されている。御題も『男は恋愛によってどう変わりますか?』で…

『ジャックと豆の木』

ついこの間、映画館で見たばかりの感のある『ブラザーズ・グリム』がDVDになったらしい。この映画の中には、よく知られているおなじみの童話がいくつも隠れている。『ジャックと豆の木』は、グリム兄弟が少年だった頃のエピソードになっている。妹が病気…

はじめに

物語、特に童話にからめていろんなことを書きたくて、こんなコーナーを作ってみた。 『キャラクター小説の作り方』なる本に、童話は物語の構想を得る大切なアイテム、みたいなことが書かれていて、以前に自分がやっていたことなので、大いに興味をそそられた…