「ムサシ」の制作発表と、「カイジ」のワンシーン

さてさて、私はくじ運が絶望的に悪い。
ビンゴゲームで連続して最下位、なんてことがざらにある。
男運は……まあそれは良いとして。
おかげでタナボタを狙わない性格になったのはいい事だ。ああいい事だとも(苛)
ところが、娘は私の運まで引き受けたかのようにくじ運が良い。
8年ほど前に、パルコの福引で、一等賞のシンガポール旅行を引き当てたのもこの子だ。
そして、今回、藤原竜也さん主演の舞台『ムサシ』の埼玉の千秋楽を引き当てた。
しかし、一般の日だったら、第三希望まで書いたのだから、当たっているだろう、と思ったら、そっちはダメだった。
二人して、チケットを譲り合ってもめた末に、私が行くことになった。
「お母さんの方が私より藤原くんにはまってるじゃん。て言うか異常じゃん」だと。
異常じゃないもん。私はこれが普通だもん(自爆)。
ともかく、一人で見に行くことになる。楽しみなんだけど、後ろ髪がひかれる。
願わくば、終わった後に舞台のDVDを出して欲しい。しかも、できるだけ早く。
始まる前からそう願っている。

制作発表のもようを動画で拝見。
ついこの間、『蛇にピアス』で、小栗さんと二人していかれた格好をして出演していたのが、今度は剣豪同士。
少し前に、藤原さんの一番最初の芝居『それが答えだ!』の動画を見つけて、全部見たら、
今よりずっと繊細な感じがする少年が出ていて嬉しくなったんだけど、
「ゲスト出演している」と聞いていた小栗さんがどれだかわからなかった。
後になって、ひょっとしてあの生意気な子がそうなの? と思って見返したら、そうだった。
藤原少年より背が小さい。たった十年とちょっとで、よくぞここまで。
藤原さんとは「ライバル」という役どころで、ずっと共演が続いている、というのも面白い。
対照的なところがあるから、比較の妙があるのかも知れない。
蜷川さんが小栗さんを買っているのはずっと知っていたのだけど、テレビを見ないのでぴんと来なかった。
それが映画『キサラギ』を見て、一瞬で納得した。なるほど。
本当に『ムサシ』が楽しみでならない。
井上さんの台本が間に合わないかも知れない、というのは、願わくば杞憂でありますように。
それから、白石さんのおつうさんは、私的には「あり」です(笑)。

話は変わって『カイジ』の映像も少し動画で拾った。
ギャンブルというテーマは、今、少年漫画でも割りとポピュラーなもののようだ。
「リスク」とか「ゲーム理論」とか、数学や社会学のテーマともなっている。
去年の前半あたりでそのテーマの本を何冊も読んだ。いい本がたくさん出版されている。
とりあえず、戦略性の強化を狙って。
先が見えない時代での武器としては、かなり有効だという感触がした。
映画も世相を受けて制作されている。
突き詰めると、いろいろ面白いものが見えてくるような、そんな映画になりそうだ、『カイジ』。
同じひとつの物語の流れで、別人のように劇的に変化してみせる……藤原さんでなきゃ、できない役かも。
また神と呼ばれてしまいますね。