運動>ピラティスのすすめ

今日は、運動の話を。

 

今年1月からピラティスを始めて、もうすぐ1年になります。

週に一回、ハンモックピラティスと、マシンピラティスをそれぞれ60分ずつ。

マシンの方のインストラクターは私の娘です。だから生徒は分をわきまえず我儘放題、先生はにこやかながら鬼コーチ、という地獄絵図になっております笑。

一昨日、久々にスタジオ代表にマシンを直々に指導してもらって、その場のエキササイズで左肩の関節の痛みを取ってもらって感動しました。寒さで筋肉がこわばりやすい季節ですから。

1年、成果、たくさんありました。

職業柄座りづめの姿勢が多かったのと、持病の関節病の後遺症で、腰痛・肩こり・首こり、関節痛に長年悩まされてたのですが、それらはいつのまにかほとんど消えてなくなりました。

それと、どうやら骨格が左右対称でなくねじれているようで、右半身ばかり故障が集中していたのですが、それも少しずつ矯正されています。

これなんかは、難産気味だった出産と、それ以降の不養生のつけをこの歳まで引きずっていた為ですが、到底治らないと思うほど頑固なものが、ちゃんと改善されつつあって、ほっとしています。

あと、私の数ある不良姿勢の内、けっこう深刻だった猫背と巻き肩も治りました。見た目では、これが一番顕著です。

猫背を治すプロセスは・・・正直きつかったですねえ。

60分のセッションが終わると妙にへろへろした感じになるし、翌日から背中が鈍器で殴られたように・・・いや、ラクダに蹴られたように痛むので、最初の内は、どこか内臓を損傷したか、と大騒ぎしました。

娘が「生徒さんみんな、『内臓が悪くなったんじゃないの』って一度は言うんだよね。深層筋鍛えたことないのかな」と言うので、そっか、これって初体験の痛みに過ぎないんだあ、と思いました。

スポーツや筋トレなどで相当鍛え上げた人であっても、同じように痛がるそうなので、ピラティスというのは実に不思議な運動だと思います。

運動自体は、まったくきつくありません。

中程度の運動を、フォームを細かく指導されながらゆっくりやります。

でも効果は抜群。

もともと、持病のリウマチの為にも鍛錬しないといけなくて、でも関節に高負荷をかけられない、と言う難題に長年取り組んできました。

水中ウォーク、自転車、ヨガ、マシン筋トレ、などなど。どれも一長一短。

ピラティスは、やっとたどり着いた最適解でした。

 

健康が目的だったはずなのに、改善されてくると欲が出て、このごろインストラクターさんや長く通っている生徒さんたちみたいにスタイル抜群になりたいなあ、なんて。

人間は欲望の門をひとつくぐると、また新たな門を見つけてしまう生き物なんですね。(おっと、一般化)

もともと痩せ気味だった娘も1年の間に、体脂肪率がさらに3%下がって、パンツスーツがゆるゆるに。

ダイエットも一切していないのに、すごい。

それを間近に見てるから私の野望にも火がつこうというもの。

こんなに良いものが、ヨガほど認知されていない理由は何だろう、と思ったのですが、娘がインストラクター仲間とオンライン会議をしている時の専門用語多めの会話で謎が解けました。

人体工学の結晶なんですね。道理で娘の本棚に骨だの筋肉だのの不気味で分厚い本が増殖していると思いました。

人体の複雑なシステムはなかなか理解できないから、自分が指導されている運動が何のためなのか分かりづらい、ということかと。

私は、娘や他のインストラクターさんたちをただ信じて、ずっと続けていく決意を固めました。

 

ところで、創立者のジョセフ•ピラティスさんが作り上げたこのメソッドは、1918年のスペイン風邪の猛威の中、彼の運動の仲間たちが1人も罹患しなかったことで有名です。

ただ健康の為に始めたピラティスですが、こんなコロナ禍の世の中になって、それでもどうしても生き延びたくて、そのひとつの武器になってくれるかも知れない、と期待が大きくなっています。

今日はここまで

 

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