今夜から「軍師官兵衛」、はじまります。

去年、「あまちゃん」の最終回が終わった時に、
「明日から何を楽しみに生きていったらいいの?」と嘆く、真性のあまロスに陥った。
物語は面白ければ面白いほど、人物たちが魅力的であればあるほど、
終わった後の反動が大きい。
治療法はいろいろあるんだろうけど、幸い、私には好きな俳優がいる。
あと三ヶ月弱で、岡田くんの映画もあるし、年が明ければ大河もある、
と自分に言い聞かせた。
ただ、例によって待っている時の三ヶ月はとても長い。
やっとたどり着いた。

それでちょっと思い出話。

思い起こせば8年とちょっと前、2005年のV6映画「ホールドアップダウン」の時のことだ。
岡田くんは他の映画やスペシャルドラマのラッシュに当たってしまって時間が取れず、
出演場面がほとんど、「冷凍されている」設定のそっくりの人形に置き換えられていた。
そのため、他のV6メンバー5人には、その身体能力をたっぷり見せつけるような
長いバトルシーンがあるのに、岡田くんだけ、それがなかった。
他メンバーのアクションは素晴らしかったけど、
余計に岡田くんのだけが見られないのが残念でならなかった。
そこで、ブログに「岡田くんのアクションシーンが見たい」とかなり真剣に書いたのだった。

私の夢は、時々かなう。
以前、「岡田くんの生声が聞きたい」と書いたら、
舞台「エレクトラ」でそれがかなった。
それから、美形の役じゃない役を見たい、と書いたら、
想定の斜め上をいくすごいのがいくつも来た。

・・・「アクションを見たい」という望みは、
予想をはるかに超える形でかなった。
「SP」と「図書館戦争」で。
それは例えて言えば、食べたいものを聞かれ、
回転寿司想定で「お寿司!」と答えるや、銀座の最高級店に連れて行かれた上、
いきなりウニやらアワビやら赤貝やら、高級品の好物ばかりずらりと並べられた気分。
それこそ、明日から何を希望にして生きていったらいいんだよぉレベルの、贅沢さ。
お腹いっぱい。

願ったからそうなったわけではないけれど、ありがたいことだと思う。

そして、ずいぶん前からファンの間で、岡田くんは侍や軍人の役が似合う、
見てみたい、という話があった。
年々、どんどん強くなって、今や全方位に隙無しだから、それは自然な願いでもあった。
その願いも、予想をはるかに超え、かないつつある。
岡田くんが、気力十分で、充実した気持ちでいることは、紅白での姿を見れば明白だ。
こっちまで気持ちが上がっていくようで、とても楽しい。
これから1年間、よろしくお願いします。