『ボクらの時代』に出演、とのこと。

次の日曜日。
『ボクらの時代』に、藤原竜也さんが二度目のご出演とのこと。
めでたい。
朝七時とちょっと早いけれど、私は六時起きなので、楽勝だ。
他のゲストが、小栗旬さんというのはタイムリーだからわかるけど、市川海老蔵さんとあったから「ん?」となった。
だけど、これは市川さんがNHK大河ドラマ「武蔵」に主演されていた「ムサシつながり」ということなのね。
何が聞けるかなあ。
正直、無神経すれすれのストレートな話し方をする人だ、という認識があったから、ひょっとして藤原さんと小栗さんの「借りてきた猫」状態なんて、見たくもないものを見てしまう危険性も感じてはいる。
でも、うん、勇気出して、見る。

ところで、市川さんが22歳の時、まだ海老蔵を襲名する前の、新之助時代の『新生』なる写真・対談集がある。
私は、これを横浜の中央図書館の検索機で「藤原竜也」と入力して探し当てた。
この中で、17歳の藤原さんの、まだあどけなさがのこる写真(これはなかなかいい写真かと)と、まっすぐな言葉に出会える。
インタビュアーが飛ばしているから、奔放であることにかけては誰にも負けてないはずの藤原さんが、ちょっとおとなしめなのが、逆に新鮮。

あれから9年たった。
それぞれが、その後、同じ宮本武蔵を演じた。
物の考え方、感じ方が、どう変化したろうか。変わらないものは何だろうか。
じっくり聞いてみたいと思う。

私が観劇するまで、あと18日となった。
本もあと少しで読み終わる。
その後『バガボンド』を読む時間はあるかな。
何をその都度感じたか、ちゃんと記録もしていかなくては。

ps.
宮本武蔵』って、森村誠一著の推理小説なみに、登場人物が頻繁に「偶然」出くわす。
日本、どれだけ狭いの?っていう感じ。
偶然じゃないものもあるにはあるけれど、ちょっと昼メロっぽいな、なんておかしく思った。
まあ、だからこそ登場人物がほどよい人数で、大河小説にしては頭が混乱しないで済む。

それと、武蔵とお通は、客観的には相思相愛なんだけど、実に古風な動機で、ニアミスと切ないすれ違いを繰り返す。
「あなたたちは『君の名は』のカップルなの?」なんて思ってしまう。
あーあ、われながら例えが古いわ。
携帯があればすべては解決なんだよね。
「お通の一生を考えないでは、お通のことを考えられない」なんて、もう添い遂げるしかないじゃん。
何を勿体つけてるんだか。じれったい。
中森明菜十戒』をカラオケで熱唱しちゃうぞ。
……そんな突っ込みどころが満載なのも、小説の楽しみってやつでしょう。