暗いニュースでごめんなさい。

数日前に、娘の就職活動に絡めて、日本の経済が暗いニュースだらけだ、私もいつ切られるか、と書いたばかりだった。
シンクロニシティ、別名、虫のしらせ、だろうか。
現実になってしまった。
次の仕事が決まっていて、今の仕事の最終段階を片付けつつ、次の準備図面も描いていたところだった。
ところが、まさかと思っていた、その次の仕事がなくなってしまった。
金曜日の朝刊に大きく取り上げられた、今年最大の大型倒産のためだ。
一瞬、ああやっぱり私の勘が正しかった、なんて微かに嬉しかったのは馬鹿だった(苦笑)。
これは、大変な事になった。
家計があと半年はもつ、なんて書いちゃったけど、あと半年しかもたない、の方が実態としては正しいもんね。
あー、あとせめて半年は持ちこたえて欲しかった。
前日の夕方に知らせを聞いて、その晩は、とうとう禁を破ってやけ酒を飲みに行ってしまった。

……なんて書くと、ひどく落ち込んでいるようだけど、それほど最低な空気が流れている様子でもない。
現場監督の人たちは、逆にみんな私に気を遣ってくれて、とても優しい。
JVの、私の雇主ではない方の人が、「仕事がないんなら、うちに来れば?」と言ってくれたのは、冗談だったにせよ嬉しかった。
なんか、みんないい人ばっかりだな。
こういうときだから、それが余計によくわかる。
いい人が、いい人順に幸せにならないと、本当には世の中よくならない。
バブルがはじけた頃、天からそんな言葉が降ってきた。
今は、それが再び、エコー付で降ってくる。
「女特有の甘っちょろい考えだ」と言われるのはわかるんだけど、この当たりは貫きたいな。
さしあたっては、今の仕事をきっちり完成させよう。
先のことは、それからゆっくり考えたい。
四月に舞台っていう最大の楽しみもあることだし、それを励みに元気にがんばることにしよう。