近況報告の追加

仕事を辞めたことのメリット・デメリットですが、

デメリットを言えば、安定した収入を失ったということがあります。

これがあるから、いかなる劣悪な職場環境でも

我慢して労働している人がたくさんいるわけで。

 

建築業界なんて現状、グレーの濃淡の度合いでしか測れないところばかりだし、

そこそこ淡いグレーだったかつての職場も、

このコロナ禍で一気に黒ずんでいく気配が漂い始めた時点で

逃げ出した、というのが正直なところです。

本当に、バブル崩壊の時も、リーマンショックの時も、東日本大震災の時も、

この業界はシビアでした。

今回は、どうもそれらとは比較にならない闇落ちの気配。

 

「路頭に迷ってもいいのか」と営業に罵られましたが、

それは、かつて営業が言った、私が優秀なので

ぜひうちで働いて欲しいという言葉と矛盾します。

状況がすっかり変わったのだと思います。

INTJの人間は、矛盾を許容できない性格だそうですが、

私もどうやらできないようです。

 

このコロナ禍の中で仕事を失った人は私一人ではないし

そうではなくても恥じることではないし、

今はまだ余裕があるし、焦って良いことはないので、

落ち着いて進めていきます。

 

さて、メリットの方ですが、

身体の健康を取り戻したのが何より大きいのは前回書いた通り。

時間が全部自分の好きに使っていいもの、という状態に慣れるのに

二か月を要したのは、仕事人間だったせいです。

何か、後ろからチクタクワニに追いかけられてでもいるような逼迫感なんて、

自分で作り出した幻想に過ぎないのですよね。

頭ではわかってても、なかなかね。

心の健康が損なわれているのは、意外に自分では気づかないので、

こちらも自由になれて本当にほっとしました。

 

そして、ネットにアウトプットするのに、

職場からの制約がなくなったことも大きなメリットです。

以前は、厚いコンプライアンスブックを渡されて、誓約書を書いて・・・。

組織の保護を受けない業者にまで、ここまで要求せざるを得ない

昨今のネット事情も理解できたのですが、

SNSの個人アカウントが監視されているかのような強迫観念にとらわれて、

過剰に「自粛モード」になりました。

これが解放されて、久しぶりに楽しんで書き始めています。

かつて属していた組織のことは、もう封印します。

娘を育てて、大学まで出して、社会に送り出せる経済力をくださって、

本当にありがとうございました。

私なりに仕事を頑張って、ランクをふたつ昇りましたが、それもおしまい。

悔いはありません。お別れです。次のステップに行きましょう・・・そんな気持ち。

 

 

あと、細かいことを言うと、娘と一緒にいる時間が増えたこととか、

平日の日中に映画館に行けることとか。

私のハッピータイムのシェアが格段に増えた、と言い換えられるでしょうか。

これで仕事もハッピータイムになるようなものを獲得できれば、

人生のボーナスステージみたいなものですね。

目指して励みます。

ではでは。