2009年の目標など

あと1日で2008年も終わる。来年は、私にとって大きな転機になる。

まず、娘が大学の四年生になる。目下のところ就職活動に余念がない。来年はとんでもない就職氷河期ではあるけれど、物事を決して楽観的に見ない娘が「絶対に勝ち抜いてみせる」なんて珍しく凛々しい顔で言うものだから、こちらは大きく構えていようと思う。顔つきまで何となく大人っぽくなっちゃって。やっぱり、人間が成長するには適切な負荷が必要なんだな。
負荷もいいけど、武器も必要だ。娘の就活に向けて、80万円かけて歯の矯正をすることにした。かなり効果が期待できる投資だと思う。ま、これが最後の投資だから。矯正をはじめてから完了するのに二年弱かかるらしいが、一年でずいぶん顔の印象が変わるとか。一年後が楽しみである。

ところで、娘が就職するということは、娘を独り立ちさせるためなら何でもやるわ、の後家の頑張りのゴールを意味する。元締めは、私にとって娘が仕事のモチベーションのほとんどだということを知っているから、それがなくなった時のことをちょっと心配してくれた。ありがたいことではあるけれど、娘が独立したからと言って、彼女の幸せが約束されたわけではないので、まだまだやることはある。とりあえず、これから仕事、結婚、出産、子育てに直面する女性たちのために、何か役立つことがしたいと思う。ひいてはそれが娘のためにもなるということで。それを元締めに相談して、後日いろいろ話しましょうということになった。一歩だけ前進。

それと、まだ具体的な話し合いははじめていないけれど、娘の就職のめどがついたら、夫と離婚することになると思う。家庭内別居がはじまってから、既に6年以上が経過している。夫の、愛人との週末同棲も、生活の中に溶け込んでなじんでしまったかのようなこのごろである。最近、離婚についていろいろ思案をめぐらしていたら、突然、これからは誰にも気兼ねせず生きていけるんだな、と気づいた。生まれて初めて、誰にも気兼ねせず。それはなかなか悪くないんだ、と気づいて、何だか胸がすっとするようだった。更年期もようやく脱したようなので、気分の変化にはそれもあるかも知れない。

気兼ねといえば、自分にもしものことがあったら、娘を育てられなくなる、という気持ちが強かったので、仕事で冒険することは避けてきたところがある。だけど、ストレングスファインダーの強みの五つをどこからどう見ても、私は守りに入って生きるタイプではないと思った。「このまま死んでもいい」ぐらいに思える仕事がしたい。勉強もしたい。娘が自立したら、それができるようになる。目下のところ、これが一番楽しみかな。

というわけで、来年は今年に引き続き、勉強の年、ということで。