「Gメン」観てきました。

土曜日,桜木町の映画館で、「Gメン」を、舞台挨拶配信付きの2回とも観てきました。岸さんを応援する目的ではありましたが、映画として理屈抜きで面白かったのでとてもハッピーです。ここんとこ、推し活は楽しいことづくめです。

苦手なシモネタが多いと聞いて覚悟はしていたのですが,あまり嫌らしく聞こえなくて良かったです。しょせん経験値の少ない高校生の話だから、でしょうか。男子のわちゃわちゃは基本面白いので、そこも許容できるのかも知れません。「仲間」なんて、すらっと言えるのも現実社会ではこれくらいの歳までですもんね。殴り合いの喧嘩もここまで。だから、物語にしたくなる懐かしい季節なのでしょう。

ところで、2回見るとアクションがより分かると、トークでもどなたかが言われていましたが,これは真実です。そこそこ目が肥えている私にも、納得の素晴らしさ。それぞれのキャラクターの個性が光る喧嘩アクションはもちろんのこと、主演の岸優太さんは期待以上でした。

岸さんのダンスパフォーマンスにおける、四肢の可動域の広さ,バネの強さ、筋スピードの速さ、バランスの絶妙さなどが、喧嘩アクションの、スピード感溢れる爽快な動きに生きています。これが、もうともかく快感なのです。

あと、岸さんが原作の主人公勝太にそっくりだとの評判を聞いていたのですが,確かに。こんな一生懸命で、漢気があって、筋を通す生き方を貫いて、なおかつ女子には奥手なんて人,他にここまでリアルに演じられる人、いない気もします。

前に、「ナイトドクター」をコンプリした後、岸さんの演技から、マイケル・J・フォックスを連想しました。シリアス・コミカルを自在に行き来する、あの軽妙さを持った役者は、国宝級に少ないと思ったのです。岸さんを「宝だから、大切に育ててあげてください」と進言して下さった監督がいたと伺いました。同感です。

岸さんの才能と頑張りが、見事に結実する未来を、祈ってます。

また観てきます。では