岡田准一様 お誕生日おめでとうございます

不惑の40歳になられた、とのことで

おめでとうございます。

 

本来ならば、誕生日というのは

ご家族や親しい友人などで祝うもので

距離のある人間には関わらない方がいいことかも知れません。

 

ただ、役者の場合、年齢には別の大切な意味が生じます。

自分の身体を表現のツールにする性質上、

その人の年齢が役の中の年齢とリンクするからです。

演じている一瞬一瞬が、

見ている者にとっても一期一会のかけがえないものになります。

ましてや、それが「推し」の場合は。

40代は、とても良い年齢ですね。

いわゆる「男盛り」です。

戦国時代で言えば、名だたる武将たちが

それまでの波乱の人生の総決算をする段階でしょうか。

信じてはいたけれど、

本当に、素敵な大人の男性になられましたね。

力強くて、穏やかで、豊かな、本物の大人の男性に。

 

まだ岡田さんが20代だった頃、

コンサートの花道を歩いていくのを

背後下から見上げて、

細い身体や若い年齢に見合わないほどの

威厳を感じたことが多々あって、

はて、これは痛いファンの錯覚というものだろうか、

と自分を疑ったものでした。

でも、そっくりのことを言う映画関係者の方の証言によって

これは、ご本人の持って生まれたギフトなんだと確信しました。

実年齢がそれに追いついて、

今日という日を迎えたこと、

とてもうれしく思っています。

昨今は、芸能関係に携わっている方たちには

苦しいことの多い毎日かと思います。

どうか皆様、お健やかにお過ごしください。

祈っています。