詩~『ネクスト~アイドルへ』

意志なんて
頼りにならないの
ねこじゃらしに
まんまとじゃれつく
猫も同然
あなたが姿を見せれば
私は全身「眼」になっちゃう
あなたが姿を隠せば
時間がじりじりと
胸のあたりをあぶるので
いてもたってもいられない
うたでも詠まずには
乗り切れない

本当に悔しいね
自分が操縦不能なのは
だから
頑張って我慢する
だけど
何度やってもダメなんだ
かっこわるいとわかってても
つい口をついて出る
封印したはずの問い
「次はいつ? 次は何?」