詩~『装う』

好きな人のハートを盗むために
いつもと違った自分に
なろうとするのは
自信がない証拠

大輪の花のように
装うのは
地味なことを
気にしてるしるし

小さな可憐な花のように
装うのは
清純そうに見えないことを
気にしてるしるし

そうやって
おそるおそる
大好きな人に
触れたいと願っているしるし

どちらも健気で
愛らしいと
遠い目になって想う