ハッピーバースデー 横浜流星様

本日9月16日は、横浜流星さんの27歳のお誕生日です。おめでとうございます。

横浜さんを推すと決めた時から、3回目のお祝いとなりました。早いものだと思います。その間の、横浜さんの進化のスピードが凄まじくて,時間の感覚がよりおかしくなります。役柄の振り幅が大きいからですね。そう言えば,今年の春、舞台で初めて自分の目で横浜さんの晴れ姿を拝見したのでした。生体エネルギーを全身から放出しているかのような凛とした武者姿でした。そんなワクワクする日々をありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

出演されている映画が封切られるたびに、複数回観に行くのは習慣化しているのですが、今、他の推しが未曾有の危機にあって、心がすり減っていて、どうしても感想を書く気力が湧きませんでした。ごめんなさい。でも、ちゃんと番宣含めて見守ってますから。

先日、平野紫耀さんのインスタライブを拝見していたら,途中で横浜さんがサプライズ参加されて,「推しと推しが同じフレームにいる」上、プライベート感いっぱいに穏やかに談笑する、至福の時間をいただきました。ありがとうございます。こうやって見ると,お二人は共に国宝級の美形ながら顔タイプが違いますね。それでも、談笑している時の優しい眼元と柔らかい声と言葉が,心が真っ直ぐな類友であることを物語っています。お話を聞いているだけでも、とても癒されました。

沼にはまった時は、お二人とも地獄を見てきたような目つきの主人公でしたのに。因みに岡田准一師範も。まさにそこが私の沼ポイントでもあった訳なので、この普段との信じがたいほどのギャップに、好奇心を掻き立てられます。表現者として、何か資質の条件があるのかなと、素人ながら推測しています。つまり大好き。

そうそう、「春に散る」鑑賞に前後して、那須川天心さんと出られたトークバラエティも拝見しました。素人目にもパンチのキレが格段にアップしているのがわかって、これがプロテスト合格のレベルなのかと感じ入りました。

「君の目が問いかけている」のキックボクサー役の後,那須川さんご自身もキックからボクシングに転向されて、横浜さんにもボクサーの役が来る、というこの縁の不思議さに、物語を感じています。

こんなコラボがいくつも実現する時が来たのも、思えば奇跡的なことです。今は,「良い時」なのでしょう。唯一無二への道を歩む年齢としても,今は最高の時でもあると思います。どうか信念のもとに進まれますように。

そうそう。以前,「推しと推しの共演」を夢見て,横浜さんと岡田師範のバキバキのアクション映画を!と、言霊を放ちました。それが天に届いたか、その後お二人共お互いの名前を口にしたり、共演の可能性を示唆したりされるので、未来が輝いて見えて仕方ありません。本物同士で、闘っちゃいます?  2人して、伝説作っちゃいます?  それは、今世紀最大級に楽しみです!

 

27歳のお誕生日、おめでとうございます。

また、素敵な一年をお過ごしください。

 

 

 

「Gメン」観てきました。

土曜日,桜木町の映画館で、「Gメン」を、舞台挨拶配信付きの2回とも観てきました。岸さんを応援する目的ではありましたが、映画として理屈抜きで面白かったのでとてもハッピーです。ここんとこ、推し活は楽しいことづくめです。

苦手なシモネタが多いと聞いて覚悟はしていたのですが,あまり嫌らしく聞こえなくて良かったです。しょせん経験値の少ない高校生の話だから、でしょうか。男子のわちゃわちゃは基本面白いので、そこも許容できるのかも知れません。「仲間」なんて、すらっと言えるのも現実社会ではこれくらいの歳までですもんね。殴り合いの喧嘩もここまで。だから、物語にしたくなる懐かしい季節なのでしょう。

ところで、2回見るとアクションがより分かると、トークでもどなたかが言われていましたが,これは真実です。そこそこ目が肥えている私にも、納得の素晴らしさ。それぞれのキャラクターの個性が光る喧嘩アクションはもちろんのこと、主演の岸優太さんは期待以上でした。

岸さんのダンスパフォーマンスにおける、四肢の可動域の広さ,バネの強さ、筋スピードの速さ、バランスの絶妙さなどが、喧嘩アクションの、スピード感溢れる爽快な動きに生きています。これが、もうともかく快感なのです。

あと、岸さんが原作の主人公勝太にそっくりだとの評判を聞いていたのですが,確かに。こんな一生懸命で、漢気があって、筋を通す生き方を貫いて、なおかつ女子には奥手なんて人,他にここまでリアルに演じられる人、いない気もします。

前に、「ナイトドクター」をコンプリした後、岸さんの演技から、マイケル・J・フォックスを連想しました。シリアス・コミカルを自在に行き来する、あの軽妙さを持った役者は、国宝級に少ないと思ったのです。岸さんを「宝だから、大切に育ててあげてください」と進言して下さった監督がいたと伺いました。同感です。

岸さんの才能と頑張りが、見事に結実する未来を、祈ってます。

また観てきます。では

 

 

推し活〉TOBE など

さて,何から書きましょう。

まずは、おめでたいことから。

TO BEのスタート,おめでとうございます。遅くなりましたが,配信はすべてリアルタイムで拝見しました。若い頃,新しい環境に飛び込んだ時の、夢と希望とちょっぴりの不安で胸いっぱいだった気持ちがフラッシュバックして、幸福感に包まれました。

三宅健さん、お待ちしていました。何だかお顔を見てすっかり安心してしまいました。この道は大正解なんですね。良かった。V6時代、ファンが喜びそうなことを、と次々とアイデアを生み出す中心にいらっしゃいましたね。その度に明るい喜びで満たされて来た一ファンとしては、これから新しい場所で三宅さんがその力を存分に発揮される予感でワクワクしています。

平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、お待ちしていました。動画の登場シーンでは、お二人とも幸せそうで、楽しそうで、キラキラしていて、今まで見た中で一番美しかったから、心からホッとしました。去年の11月4日からずっと泣いていたファンの方たちの喜びは、どれほどでしょう。本当に良かった。同時接続で103万アクセス,ファンクラブの登録は12時間待ち、インスタで2人合わせて561万フォロワーとか、さすがですね。物語第2章「王たちの帰還」に相応しい幕開けです。毎日ワクワクしながら続報をお待ちしています。

IMPACTors改めIMP.、初めまして。滝沢さんが集められた(ですよね?)精鋭なら、良い子ばかりなのは保証済みだし、みんな明るくて可愛いくて、そして意外に背が高いんですね。その上で「バキバキ」にパフォーマンスするのを得意としているなんて、すてき。「バキバキ」は元は浜方言で、魚の生きの良さを表す言葉だったそうで、奇しくも今の7人にぴったりです。早くパフォーマンスを拝見したくて、ウズウズします。これからよろしく!

私の勘が正しければ,もう輝く未来しかありませんね。

ところで、平野紫耀さんは、お札の顔になる野望をまだ捨ててませんか? 私は「いける」と思ってます。一万円札の顔が聖徳太子から福沢諭吉になった時、私は27歳でしたが,「えっ?文化人?政治家じゃないの?」と驚きました。その時までお札になる「偉い人」は政治家と相場が決まってたからです。そして、次の顔は渋沢栄一で、経済人です。経済活動する人を低く見る風潮が、令和まで来てようやく消えたのです。だから、次は表現者です。平野さんがお札に乗るのを目撃できる人は、ご本人含めて今生きている人の極わずかでしょう。でも少なくとも「お札の顔の候補に,後世の人は間違いなく平野紫耀をリストアップする」と、今生きている人のほとんどが確信できればこの勝負は勝ちです。その為には、平野さんにはマイケル・ジャクソン位までは駆け登っていただかないといけません。でもまあ、いけるでしょう。

 

さて、気が重いですが、次は暗い話です。

ジャニーズ事務所の状況が日に日に悪くなっています。メディア関係はまだジャニーズ事務所のコントロールから解放されていないので、大本営発表のように国民には深刻さが伝わらないようになっているようです。でも、6月は株主総会の季節だったので、そちらの方を丁寧に調べていくと、想像以上に深刻なのがわかります。

私は師範推しなので、映画会社がジャニーズ切りに舵を切る可能性が高いことが、ともかくショックでした。確かに,バレーボールWカップでの、外国からのJボイコットなどを見ると,グローバルな展開をしている企業では、仕方ない気もします。映画会社からしてみれば、「ジャニーズのタレントがキャスティングされている」という理由だけで、何億何十億とかけた作品が海外から買うのを拒否されるのは、死活問題です。

ジャニーズをCMに使ったり、番組のスポンサーになったりしている企業に、不買運動したり、意見書をメールしたりする運動が続いています。それだけが原因ではないでしょうけど,秋の改編から始まって,徐々にジャニーズを切っていく動きが加速すると噂されています。それでも、映画やNetflixなどは大丈夫、ジャニーズ映画班は問題ない、という提灯記事をネットニュースで見ました。逆ですよね。これまでの流れを見たら,最も危機的なのは映画班です。

師範。師範が若い頃から理想主義で、しかもそれを実現する為の努力を少しも惜しまない、有言実行の人なのが、ともかく好きで、ここまでお供して来ました。若くても誇り高くて、人に媚びないところが時々誤解されて,嫌な目にもたくさん遭って、でも積み重ねて積み重ねて、やがて誰にも文句を言わせないところまで昇って来られたのを、ずっと見て来ました。つい一年前まで、このままもっと高い場所からの景色を見せていただけると信じていました。

でも、この先、師範の目指してきた「世界に売れる日本映画」は、ジャニーズ事務所に所属している限り,叶わなくなりました。素人の私でも、それだけは分かります。師範には、何の落ち度もなく、ただひたすら努力してこられただけなのに、これ以上理不尽なことがあるでしょうか。

すべては、師範の選ぶことなので、門下生の立場でああしろこうしろは言いません。師範にもトニセンの3人にも、できれば脱出して欲しいけれど、それぞれお考えもあると思います。沈む船と運命を共にすると言われるのであれば,辛いですが見届けます。選ばれたことはそのまま受け入れます。

たぶん、1年後の世界は、今とは全く違う様相を呈しているでしょう。できれば、明るい未来にご一緒したいと願ってやみません。

 

 

ジャニーズ事務所のこと

今回は,思い切り重くて暗い話題です。ご注意ください。

週末は,師範の映画の公開があったので、観てきました。さっそくその感想を書こうと思ったのですが,どうしても避けて通れない問題があるので,それを先に書くことにしました。

以前,嫌な予感に駆られて、ジャニーズ事務所に雪崩が起こるのでは、みたいな書き方をしてしまいました。私の推しがそれに巻き込まれることが心配だから、いつになるかわからなくても言っておこう、と。でも、雪崩,こんなに早く本当に起こってしまったんですね。

嫌な噂を聞きました。退所をしたがっている所属タレントがいて、その人に出ていって欲しくない場合,メディアの多くを牛耳っているジャニーズ事務所は,意図的にその人の下げ記事をリークする、というものです。タレントの市場価値を下げ、事務所への依存度を上げるため。事実だったら、まるでDV亭主のやり口みたいでムカつきます。それを一手に担っている重役がいるのだとも聞きました。そして、師範の昔のことを蒸し返す記事が最近出て来たのは,師範が退所したがっているからではないかと言うのです。

念のためですが,師範が退所を考えられているのなら,どこまでもお供します。事務所に「ファンのことを考えなさい」なんて人質に利用されるのは嫌なのです。また、事務所で師範が新しく切り開いた道もあるから、ここで後輩の未来に貢献したいとお考えであれば全力で応援します。師範が本当にしたいことをするのが一番だと考えています。ただ、ジャニーさんが亡くなった後、事務所の体制が激変してしまって、やりたい事ができなくなって離れた人がいる、とも聞きます。実際のところ,師範はどんな未来を描いていらっしゃるのでしょうか。

さて、雪崩のきっかけのひとつ。ジャニーズ事務所の前社長であるジャニー喜多川さんが週刊文春に、Jr.の子供たちに性加害をしているという記事を最初に書かれたのは、20年と少し前のことでした。LGBTに対する偏見がまだ強い時代でもあり、2017年の法改正以前の事で,強制性交の被害者の範囲から男性は漏れていました。事件としての告発が難しい分、むしろスキャンダラスな感じも強くしました。

ジャニーさんがそれ以前に,疑惑について「楽しみのための子は他にいます。商品に手を出すようなバカな真似はしません」と答えられたので、同性愛者ではあっても、異性愛者と同様、パートナーがいらっしゃるか、良いことではないけど然るべき場所で性の相手を買ってらっしゃるのだと思いました。それ自体は他人にとやかく言われることではありません。でも、今告発が続いていて、その内容を見ると認識が変わってきます。あの時の自分は,本当に愚かだったと思います。

事務所側が文春を相手取って名誉毀損の裁判を起こした時、東京地裁での一審は、ジャニーズ側の勝訴でした。ところが2003年に文春が控訴した時,性被害の訴えが一部認められ,事務所側の事実上の敗訴となりました。

私は、この裁判の行方が気になってずっと丁寧に情報を追っていたのですが,なぜかこの二審の結果を記憶していませんでした。その理由に最近思い当たりました。2003年3月に、森田剛さんが、タレントの女性に性被害にあったと訴えられ、そのニュースがスポーツ新聞各紙にデカデカと報じられたからです。完全にそちらに気をとられました。

今考えるとすごく変でした。まず、被害を訴えている女性の名前と水着の写真まで掲載されていました。セカンドレイプして下さいと言ってるようなものです。また当時,森田さんはライブで花道から転落し、背中や腰を打って、歌番組でもダンスナンバーを振り無しに変更するほどのダメージを抱えていました。ファンは全員知ってます。性加害なんてどう考えてもあり得ないのに、事務所はその報道を鎮めるために動いているように見えませんでした。森田さんは結局,不起訴になりました(当然です)が、傷つけられた名誉は元通りにはならなかったでしょう。事務所は彼に山のような負債があると思います。

もしかして、これが件の二審の結果を世間の目から逸らす為に仕組まれた茶番だったら? そう考えると、すべてのピースがぴたっとはまってしまうのですよね。森田さんがスケープゴートに選ばれたのだとしたら、その理由は何となく分かります。地頭が良くて、魂が自由で、自分の頭でものを考えるところが、某社長の語録を借りれば「手に負えない」ので、一石二鳥でタガをはめたかったのだと思います。森田さんがたびたび「大人の人は」という言い方で色々語っていて、彼をコントロールしようと画策する事務所側と水面下でバトルが繰り広げられているのは,何となくわかってましたから。

「大人の人」というキーワードですが、King & Princeの平野紫耀さんもたびたび使われていたので、森田さんの事がフラッシュバックしました。あの時と同じ迫害が行われていたと仮定すると,色々腑に落ちます。

事務所がテレビや出版、広告などのあらゆるメディアに圧をかけられる権力を持っているのだとしたら、平野さん神宮寺さん岸さんがこのタイミングで脱出するのは、むしろ「持ってる」証かも知れません。もしタイミングがずれていたら,事務所の不正隠しに、まんまとスケープゴートにされていた可能性もあります。あの事務所はなぜか、一度使って成功したやり方(しかも悪いことでも)を繰り返す傾向がありますから。

土曜日の深夜に、King & Princeの5人での最後のステージというメドレーを聴きました。あんな風に泣かれると悲しいし、泣かせた人間に怒りも沸いてきます。でもね、5人では最後かも知れないけど、6人が色々なフォーメーションをとって立つステージは,これから先、きっとあります。私は、それがどうしても見たい。それにはまず、ヴィランに奪われたものを取り返しませんとね。

そして,今日が最後の日になりましたが,King & Princeとティアラの自由で幸せな未来をお祈りします。

では

 

ゴールデンウイークの推し活

明日からまた仕事です。暦通りの5連休でした。いつもなら自堕落モードの映画・ドラマ三昧するところでしたが、今回は色々あり過ぎて、ネットの海で漂っていました。

 

まず、三宅健さん、お疲れ様でした。ラストのインスタライブ拝見しました。思い出します。V6のライブでは,何度もアンコールをせがむファンに、もうお終い、というようにメンバーがどんどんはけて行った後、健さんがちょこっと戻って来て投げキスしてくれたのでしたね。そのたびに祭りの後の淋しさがどれだけ和らいだことでしょう。ファンを一度も置き去りにしない、優しい人だと思いました。自担が淡白なので余計に(笑) だから、今回きっとインライもあるはずだと思っていたら、やっぱりありました。ファンに向けての約束の言葉も。ありがとうございました。まずは、ゆっくり休んでください。次のニュース、お待ちしています。

 

横浜流星さんが,2025年大河ドラマの主役に抜擢されました。おめでとうございます。失礼ながら,蔦屋重三郎とは初めて聞く名です。調べてみたら、写楽滝沢馬琴など、歴史に名を残すアーティストたちか活躍していた江戸で、彼らを支えたメディア王、ということです。寛政の改革での弾圧と戦った人でもあるそうで、なかなか波瀾万丈の人生だったようです。「JIN-仁-」の脚本家さんが手掛けられるというのも、ワクワクポイントです。楽しみにお待ちしています。

 

さて、と。5月に入って、22日のカウントダウンが始まった気持ちになりました。これまで、奇跡のような記録が次々と生まれて,これは既にKing & Prince現象と呼べるムーブメントなのではないかと思います。

正直言うと、「ツキヨミ」のMV1億回のムーブメントが起こった時、ファン=ティアラにほだされつつも、こんな苦境の中でのモチベーションは、もって3ヶ月だろうと思っていました。期間中の達成は無理だろうと。確実に事態をひっくり返すあてもないのに、そこまで気力を維持するには、ファンの傷が深すぎるように見えたからです。でも、4ヶ月を過ぎても少しも減衰しないスピードに、「健気だ」なんて上から目線は吹っ飛び、畏敬の念が湧いて来ました。King & Princeは、ニワカにもわかる素晴らしいグループではありますが、実は思う以上に尊い存在なのかも。でなければ、ファンのこの愛情と献身に説明がつきません。そこで、及ばずながら私も真剣にMVを回すことにしました。特別なことはしてません。家事をする間ずっとBGMにしていただけです。こういう一般・ニワカの人、案外多いように思うのですが、どうでしょう。あ、ベストアルバムも全形態買いました。V6が解散した後,2度とCDを買う日は来ないだろうと思ったのに。CDで聴くと、楽曲の良さがよりわかります。5人の新しい曲をこれからも聴きたい、ダンスが見たい、、そう思った人は少なくないと思うのです。

でも、未来はそんなに暗くない気もするんですよね。単なる予感なので、根拠はありませんが。ともかく、キンプリとティアラの輝く未来を一心に祈ってます。

では

 

 

推し活の近況

最近の推し活。

先週の土曜日、映画館で「ヴィレッジ」と「滝沢歌舞伎」を観てきました。ヴィレッジも、舞台挨拶の中継付きで。本当に良い時代になったものです。とてもリッチな気持ち。堪能しました。ただ出遅れたせいで、どちらもめちゃ混みで、前から2列目しかなくて、けっこう首にキました。ヴィレッジの方は、今週末にリベンジして、感想はその後書こうと思います。

ただ、ひとつだけ。横浜流星さん演じる優を見て、パッと連想したのが、「ギルガメッシュ叙事詩」に出てくる、エンキドゥでした。神々によって土塊から作られた野人で、神聖娼婦シャムハトと交わった末に、体の毛が抜け落ち、人間になって、ギルガメッシュ王と親友になる者です。でも、黒木華さんは、監督から「女神にはならないで」みたいなことを言われたと語ってらっしゃいました。ちょっと謎かけみたいです。もう一度見たら、もっとはっきりするかも知れません。

日曜日。行きつけの美容院で、「King & Princeの岸優太さんでお願いします」とオーダーしました。誤解のないように説明しますと,King & Princeについては純然たる箱推しです。その中で岸さんの髪型がめっちゃ気に入った上でのオーダーです。

すると、私の、ハンサムショートオーダーに慣れているいつもの美容師さんが、「岸くん?今どんなでしたっけ?」とちょっと嬉しそう。おやおやっ?岸さんのこと好きなんですね? ま、日本人なら当然そうでしょうけど。

タブレットで検索したら、岸さんの最近の茶髪の超ショートの画像がたくさん出てきて、私がやって欲しいのはまさにこれだったのですが、ちょっと困った顔されてしまいました。そうですね。ミスしたら割と取り返しのつかない長さです。こちらもつい気を遣って、昔の写真を指差して、「これくらいで」と言ってしまいました。眉より下の長さ。人を困らすの苦手なので、つい日和っちゃいました。ところが、カットしている途中で、美容師さんも何だか心に火がついたようで、「ツーブロック入れます?」「前髪、切っちゃっていいですか?」と言い出して、私も喜んで「やっちゃってください!」と。めでたく、岸さんヘアになりました。カラーも私史上最も明るく。現場の若い子からも「かわいい!」と褒められたので、とてもハッピーです。

純粋な推し活としては、少し前,岸さんのドラマ「すきすきワンワン」の最終回で不覚にももらい泣きしてしまいました。続けて配信で「ナイトドクター」もコンプリしました。こちらも良いドラマでした。岸さんから、哀愁の一種らしい、言語化し難い何かが流れて来て、切なくて、長らく引きずりました。ひとり上手の私をこんな気持ちにさせるなんて、岸さんて,さては本当に天才? もっと見たいな,と思ったら夏に映画があるじゃないですか。キャストも好きな人ばっかりなので待ち遠しいです。

そして先週、うたコンの「King & Prince,Queen &Princess」を聴きました。ここまで来たら,少なくとも岸さんが唯一無二の表現者だってことくらいは、私にだってわかります。占い師さんが2023年から「岸の時代」が来ると言っていましたね。もし、時代が真っ当で、健康なら、当然です。岸さんの時代が来ないわけがありません。来なかったら、それは時代が病んでいる動かぬ証拠。だから、全力で応援します。

あ、それと最近「受付のジョー」がなぜかトレンドに上がっていました。神宮寺さんと言えば、新潟のお祭りで、お父さん世代の世話役さんたちをメロメロにしてらっしゃったのが記憶に新しいところです。ドラマの神回7話目の神宮寺さんの怒りの長台詞。それと、とっても綺麗な怒り顔。実はこれに妙な既視感があって、Huluで前から密かにリピートしてました。「こんな人,絶対にいない」なんて言いきったくせに。やっと、初めて勤めた会社のエースに空気が似てるんだと気づきました。(しかもすらっとしたイケメンなのも同じ) コミュニティの中でずば抜けて仕事のできる人が、同時にまっとうな正義感の持ち主でもある事が,どれだけ幸運なことか。痛感しました。嫌なことの方がインパクトあるから圧倒されがちですが,良いこともちゃんとあったのを記憶の中から掘り起こせました。感謝の気持ちも。神宮寺さんありがと。

あと、髙橋さんのドラマですが,まずはかなり前に「姉ちゃんの恋人」コンプリした時点で、驚愕の事実に気がつきました。髙橋さんて、「ドラゴン桜」の瀬戸くんじゃないですか! 道理で「アキラとあきら」見た時に、既視感がすごいと思いました。「ファブル2」の後に、平手友梨奈さん見たさに見たドラマですが,髙橋さんは他の生徒と同じ若い俳優さんと思って自然に見てました。本当に多才なんですね。髙橋さんの芝居は、温もりと包容力が心地良くて好きなんですよね。新しいドラマ,展開が楽しみです。

しかし、King & Princeは、歌とダンスはトップクラス(と言うかトップ?)なのはだいぶ前にわかってたのですが、演技もみんなすごいんですね。「できないことは何?」と聞きたいくらい。この質問に横から「乱行パーティー」と口を挟むのは、映画「処刑教室」のマイケル・J・フォックスの台詞。倫理的に無理なこと以外に、King & Princeに不可能はない、って気がしてきました。

 

今日はここまで。

 

舞台「巌流島」〜闘いの物語

先月27日に、横浜流星さんが宮本武蔵役で主演されている舞台「巌流島」の千穐楽となりました。2ヶ月にわたる熱演、お疲れ様でした。私は、2月末に金沢で観劇させていただきました。魂をぶつけ合うような素晴らしい舞台でした。横浜さんご自身も、2年越しの課題を完成させられた達成感と寂しさ、両方を感じられていられるようにお見受けしました。

ところで、宮本武蔵と言えば、2009年に井上ひさし脚本の「ムサシ」を観劇した際に、予習として吉川英治著「宮本武蔵」も読みました。続けて、それを下地にして膨らませたコミック「バガボンド」も全て読みました。この小説が、現代日本での宮本武蔵のイメージの原型となっている、と言われています。小説の武蔵は、力を求めて戦い続ける事に純粋でポジティブな人に見えました。つられて、心が躍りました。

でも、井上ひさしさんが描き、蜷川幸雄さんが演出した「ムサシ」は、命を的に闘うことへの疑問に真っ向から向き合う物語でした。正直に白状すると、小説でワクワクしていたところを、急に現実に引き戻された感じがして、落ち込んでその後しばらく「なぜ人は闘うのか」を考え続けていました。案外、井上・蜷川両氏の思惑にハマったのかもしれません。

確かに、戦うためにその能力を特化して、結果戦わずにいられない者達に、闘う理由・正当性を与えてくれない、彼等の存在意義を真っ直ぐに認めない、そんな時代は日本の長い歴史の中でも波のようにやって来ました。「穏やかな時代」と呼ばれる時代です。その中にあっても闘う能力を磨き続ける武道家たちだからこそ、哲学が結晶化したように思います。宮本武蔵の「五輪書」も然り。

「巌流島」の世界の剣豪たちは、闘う意味を苦しみながら模索していく存在に見えました。強い者を倒して有名になったり、士官して報酬を得ることを目指している多くの人たちとは、次元の異なる場所にいるのが分かります。構えがまず違うんですね。何か不動のものが身体を包んでいるような。そこまでになれる人は、強さを求めて生きてきた人の中でも、ひと握りなのでしょう。そうなると、魂のレベルまで分かり合える存在が、同時に最後に殺し合わなきゃいられない相手でもあるわけですね。決着がついた瞬間が、そのかけがえのない相手を永遠に失う時。それが闘い。不条理だと思います。終盤のここは、とても悲しいけれど荘厳なシーンでした。

でも、よくよく考えればあらゆるジャンルで、頂上決戦の敵こそが、原理的に自分の一番の理解者でしょう。と言うか、他の誰にも理解されない世界で2人きり、みたいな。切磋琢磨という言葉が示すように、競争原理の中に放り込まれて初めて爆発的に成長する能力もあります。不条理は闘いはじめる瞬間から、すでに組み込まれているという事ですね。単純に、穏やかな世界を求めることが善だと考えて来ましたが、何か重大な思考のミスをおかしてしまったようです。でもこれって、出口が見つかる気がしません。

宮本武蔵は、生涯行ったすべての戦闘に勝利しました。その圧倒的な強さが400年後の世にも伝わっています。同様に、歴史の中に強者たちの伝説が星の如くきらめいています。美しい人、才ある人の伝説も。人々が、個人の中に宿る純粋な力に、どれだけ憧れてきたのか、それでわかります。ただ、そんな風に生まれついて、人と違う人生を歩むしかなかった人たちの孤独にも想いを馳せるのは、意味のないことではないと思いました。

横浜流星さん、てっぺんにいる人の数奇な人生を生ききる偉業、本当にお疲れ様でした。ここからまた何かが新しく始まるんですね。ワクワクしながら、お待ちしています。

では