King & Prince「Made_in」見ました

2022年夏〜秋のKing & Princeアリーナツアー「Made_in」のDVD観ました。

ドームツアーよりも、更に和の要素が強くなって、アルバムのリード曲の「ichiban」がオープニングからドンと始まるところは、まさに新しい武器を手にした自信と矜持に溢れています。素晴らし過ぎて、泣きそうです。全てが新しくここから始まるはずだったと思うから。

 

V6ファンとしては、途中にジュニアの子たちによる「Made in Japan」のパフォーマンスにキュンとしました。そう言えば、同じくV6の名作バラード「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」を以前、アカペラで歌ってらしたのをYoutubeで見ました。V6をリスペクトして下さっていると思って良いんですよね? V6が解散した後に淋しくて、あてどもなくV6やメンバーの名前を検索しては、ネットの海を漂っていた頃、King & Princeのダンス動画をよくYoutubeInstagramからお勧めされました。それは、訳があったって事なんですね。もちろん、V6はV6で代わりはいません。私の中で好きな人はすべて、その人だけの場所がそれぞれあるんです。でも、V6が好きならKing & Princeも好きになれるよ、というAIの判断は的確だったと思います。今、こうやってKing & Prince沼にハマっているのは、ある意味必然なのでしょう。

志高く、ストイックで、努力を努力とも意識せず、ひたすら前を向き、でも少年の心を無くさず、わちゃわちゃしてる人たち。どうやったら好きにならずにスルーできると思います?

噂によれば、平野紫耀さんは森田剛さんの髪型をコピーしてらっしゃるとか。単なる憶測止まりかも知れませんが、囚われのない自由な発想や、狙ってもないのにダダ漏れしてしまう色気は、とても似ている気がします。剛さんなんてファンに「目が合うだけで妊娠しそう」とか言われてましたね、なつかしい。

でも、私がここまで来るのにKing & Princeのデビューから4年以上かかったのは、不運が重なったせいです。「シンデレラ」というキーワードにトラウマがあるのです。元夫が結婚を迫ってくる時に「僕があなたをシンデレラにします」とか言いましてねえ。4歳児を抱えて闘っているシングルマザーに、無職が何を寝ぼけたことを。怒りをおぼえて「女にうつつを抜かしてる暇があったら、やる事やったらどうなの!」とどやしつけてしまいました。そもそもお姫様ってキャラではないし、シンデレラとの共通点は、性格の悪い母親と姉がいることくらいですから。それでも、「あなたに男は感じません」と言う最終攻撃にすらめげない相手にさすがにほだされて再婚したら、彼の言うシンデレラとは、王子様に出会う前段階の、灰だらけになって搾取されているシンデレラのことだったと悟りました。

でも、好きになった女性を本気で幸せにしたい、という男性がこの世に存在していることまでは否定はしません。私とは関わりのない世界のお話だと思うだけ。だから、王道アイドルのKing & Princeとも終生縁がなかったはずでした。

でも、Youtubeで「ichiban」見ちゃったんですよね。うっかり。「少クラ」で坂本さんの「ジャングル」見ちゃった時と同じ、もう後戻りできないレベルの衝撃走りました。

そして、こうやって王子様をしているKing & Princeも、すごいダンスパフォーマンスのKing & Princeも両方見ていくと、どちらも良さが沁みて来ます。プロポーズする時や結婚式にKing & Princeの曲を流す人がいると伺いましたが、彼らの歌に嘘がないからだと思うのです。

 

さて、ここからディープな内容です。

 

2022年の9月下旬から10月下旬の間に、メンバーとジャニーズ事務所との間に決定的な亀裂が入ったことは分かりました。もっと前から脱退の意思を伝えていたと言うのは嘘、ですね?

それが分からないほど、バカではないです。北海道の公演中止の振替公演が原因ではないかと推測もできますが、トップアイドルを追放するほどのトラブルかと言うと、どうも腑に落ちません。

このアリーナツアーが、5人のKing & Princeの最後のコンサートになるのは、みんな最後では覚悟をしていた事も分かりました。でも、すぐに追放とは思ってなかったように見えます。そうですよね、決まっていた先の仕事やCMの契約期間だってある訳ですから、責任感の強いメンバーがいきなり放り出すはずがありません。

11月2日に役員会議で追放が決まり、翌日3日にメンバーを騙して呼び出して解雇通告を突きつけてカンペを読ませ動画をとり、4日深夜に発表。内部告発によれば、こういう流れだったそうです。TV局やレコード会社、クライアントが「寝耳に水」とばかり驚いたそうですから、信憑性あります。

これが事実なら、ひと言で言えば、社長のちゃぶ台返し、ですね。ちゃぶ台返しならちゃぶ台返しでも結構です。現行の法では、芸能事務所内でのそれを裁くことはできないみたいですから。まあ、やり方が感情的で素人っぽ過ぎることを持って、社長を内心軽蔑する人は増えるでしょうが、悪法も法、と。でも、それを隠して、タレント本人たちの(自己中心的な)意思、とすり替えたのは、まずくないですか? これを広めるため、また、ありもしない不仲説や、不品行説を広めるために、事務所は大金や人脈を無駄に使ってませんか? 組織の中で同様の理不尽な目にあったことのある社会人は、いい気持ちしないでしょうね。

 

さて、V6の三宅健さんも、5月に退所すると発表がありました。森田剛さんがのびのびと仕事をしてらっしゃるように見えるので、きっと同じように自由に新しい事を始められると信じています。ご武運を!

万が一ですが、師範、新しいことを始められるなら、どこまでもお供します。生涯、岡田一門の末尾にいます。あと、会報ありがとうございました。今回もあったかい文、沁み入りました。

King & Princeの脱退組も残留組も、どうか自由に、幸せに。みんなに相応しい、素敵な人生を。どうも、尋常ならざる絆の強さを5人に感じるので、ずっと5人でいられるのが幸せの源だって気がします。だから、そんな未来を、毎日祈ってます。

では

 

 

最近の推し活〜巌流島、インフォーマ

最近の推し活ですが、2月25日に金沢まで「巌流島」を観に行きました。本当は連休を使って、自分ご褒美に北陸弾丸城旅に観劇を混ぜるつもりでしたが、タイミング悪く娘がコロナに罹ってしまい、濃厚接触者として私も直前まで横浜のホテルに缶詰になっていました。何とかギリギリ1日だけ、観劇の為だけに往復した形ですが、金沢の街も金沢城も大好きなので、不満はありません。観劇の感想は、3月27日に全ての上演が終わって、横浜流星さんから宮本武蔵が抜けて行った後に、じっくり書こうと思います。ただひとつだけ。素晴らしい舞台でした。

日本アカデミー賞での横浜さんは、まだ武蔵を生きているところですね。心は、まだ関ヶ原合戦から間もない、闘いの時代にいるんですね。でも、優秀助演男優賞、おめでとうございます。それから、「インフォーマ」の愛之助の登場はビックリしました。「ヴィレッジ」の映像も解禁になりました。ワクワクしながら公開の日をお待ちしています。

 

その「インフォーマ」なのですが、「アバランチ」を軽く超える恐ろしいお話ですね。映画ではR指定があるので、視聴者に見る見ないを選択させることができますが、ドラマでここまでの表現をするのは、サブスクでもなくてはなかなかできないことかと思います。森田剛さんの演技力の凄まじさを初めて知ったという方も多いらしく、敬遠していた「ヒメアノール」をこの機会に見た、という声もたくさん聞きます。確かに、どれもこれも「そういう人」に見えるのが、俳優森田剛の恐ろしいところです。かっこよさが余計に怖さを増幅するし。その人が今そうある必然性まで感じるから、見ているこちらの余裕が奪われて追い詰められて来るのですよね。しばらく引きずることが確実の重い物語ですが、見て損はないと胸張ってお薦めします。森田剛さんには、ますます製作者から熱いラブコールが舞い込んでいることでしょう。でも、気の乗らない仕事を受けないのは、ジャニーズ時代から有名でしたから、どうやったら森田さんに気に入ってもらえるか、オファーする側の闘いもシビアかとお察しします。次が本当に楽しみです。

以上、最近の推し活でした。

では

 

 

名前の話〜King & Prince

名前には2種類あると思います。名乗る名前と、呼ばれる名前です。

King & Prince、キンプリという名前は、退所組には今後使えなくなる、残留組はその名前を守るために残った、と辛い気持ちを持つファンは多いようです。名前を奪われるのも、名前に縛り付けられて己を虚しくするのも、人間にとってはかなり苦痛なことなので、はっきりと分からない分、メンバーの心中を思って悲しむ気持ちは理解できます。

ですが、よく考えると、制限を受けるのは「名乗る名前」だけです。ファンがもし、退所組をも、あくまで「King & Prince」と呼ぶとしたら、それを誰がどうやって制限できるでしょうか。現に自分、子供の頃のたった一度のやらかしで、陰で「大魔神」と呼ばれるのを阻止できませんでした(笑)それは冗談としても、呼び名は呼ぶ人の気持ちの表れです。そこは大事なポイントだと思います。

誰かが言いました。アメリカ人はやっちゃいけないこと以外は、自分の責任で自由にやって良いと考えるけど、日本人はやって良いこと以外は、無意識にやっちゃいけないと考える、と。合理的な理由もないのに、「他の人はやっていないから」と言動に制限をかけ合う事になるので、日本社会は息苦しいのだと言います。アメリカで教育を受けられたジャニーさんが、ご自身が育てたタレントに「YOUやっちゃいなよ」と度々言われたのは、自然な事だったのかも知れません。

ジャニーさんが提供して下さったエンタテイメントは、人間の魂をもっと正しく自由へと導く装置だったのかも知れません。だから、合理的な理由もなく、脱退組を「King & Princeではない」と思い込むことはないと思うのです。ご本人たちの気持ちもあるから声に出すのは控えるとしても、魂は自由ですから。

呼び名については、良い例として岡田師範がいます。師範は、私の知る限り「自分を『師範』と呼べ」とは一言も言ったことないはずです。本当に師範資格を持っているから、実際に師事する人たちは「師範」と呼ぶでしょう。学生が教師を「先生」と呼ぶように。

それとは別に、芸能界でここまで武術・格闘技を極めて、それを表現として活かしきっている生き方があまりにお見事なので、「師範」呼びは、それに対するリスペクトから自然発生して定着したものです。呼んで心地よく、ご本人も照れつつも受け入れてくださっているという、ニックネームとしては最高な呼称となっています。言うならば、師範の生き方と、それを敬愛する人たちとの絆の名前です。

「King & Prince」のメンバーは、ファンを幸せにする、王と王子である事を覚悟を持って引き受けて、自分を磨き続けてここまでやって来たのは、この数ヶ月見聞きしたものだけでも、しっかり伝わりました。1ミリもブレたことのない見事な生き方だと思います。

それだけに、この度の脱退・退所騒動は、知れば知るほど理不尽に感じます。3月下旬に発売されるアリーナツアーの円盤に、どうやら最終的な答え合わせがあるんですね。それで真実が明らかになったとしても、見かけの結果が変わらないかも知れません。

それでもここは考えようだと思うようになりました。童話の王子様やお姫様は、たびたび試練に遭います。「貴種流離譚」というやつです。そもそもKing & Princeは全員ポテンシャルが馬鹿高いグループです。平野紫耀さんなんて、絶対に前世がヘラクレスでしょ。それが故に、これからステージを移動して、いつか途方もなく偉大になってティアラを迎えに帰ってくる。そういう物語の途中に、今いるんだと思うのです。と言いますか、私の勘が正しければ、そんな素晴らしい未来以外あり得ません。その時が来たら、心の中だけで呼んでいた名前を、思いっきり声に出して叫べば良いんだと思います。

 

今日はここまでにします。

では

師範とKing & Princeとジャニーズ

師範が織田信長を演じるというので、ずっと楽しみにして来た、大河ドラマ「どうする家康」ですが、常に期待の斜め上を行く師範のこと、初回から「俺の白兎」爆弾を投下してトレンドを制するという暴れっぷり。おまけに、殺陣も組合も、全部本物だけあって、息苦しくなるほどの緊迫感。ここまで豪華にしてしまったら、後の飢餓感が今から心配になります。半世紀以上前の大河「太閤記」で、織田信長公の助命嘆願書がNHKにたくさん届いた、なんてニュースがありました。その甲斐あって、一話分、信長公が長く生きたのだとか。岡田信長公には、地球最後の日まで生きてて欲しいものですわ。

師範がMCを務める「明鏡止水」も、見事BSから地上波にレギュラー入りしました。「ザ・プロファイラー」と共に、捕獲した番組を例によって気の向くまま何度も繰り返して見ています。番組の評判も良いですね。大河との相乗効果もあって。それまでファンでなかった一般の方の師範への賞賛の声を聞くたび、無上の喜びに酔いしれるファンあるある。師範の格闘技と歴史へのオタクっぷりが、日本国民の一般教養になる日は近いと思います。

さて、師範がアイドル仕事を終了して、一年以上の月日が経ちました。Wikipediaには「元歌手」とありました。V6メンバーの三宅健さんは、ご自身のSNSアカウントにはっきり「アイドル」とあるし、トニセンは目下ツアーの真っ最中です。師範は、それまでの活動を継続している他のメンバーとは異なる道を歩まれているってことなんですね。因みに、今回トニコンを申し込んで全滅しました。ダメ元だったんだからと自分を慰めようとしても、つい泣き言が。こういうのは、前と変わりません。

師範はますます独自の道を歩かれるのですね。思い出します。初めて師範をドラマで見て、てっきり売り出したばかりの若い俳優さんだと思い込んだこと。この頃は関西のジュニアがまだ固まってなくて、関西弁とジャニーズが繋がらなかったのです。そうしたら、クレジットに「岡田准一(V6)」と出てくるから、思わず「やだ、ジャニーズなの?!」と不機嫌な声で叫んじゃいました。ほんと、ごめんなさい。罪滅ぼしに、使徒行伝の聖パウロの如くアンチから転じて布教に務めたから、許してください。

アラフォーのその時になるまで、アイドルは元より、アイドル的な人にハマったことがたったの一度もなかったのですね。でも、振り返ると、劇中の人とリンクしている素敵な俳優さんにはハマるみたいです。師範には、そこから歌とダンスのパフォーマンスまで導いてもらって、新しい世界を知れたので、とても感謝しています。歴史と武道にまでも導かれ、ひとりで城旅するようになれたのも、ありがたいことです。

 

さて、以下少しディープな内容なので、ご注意ください。

 

私のように「基本テレビは見ない」「性別問わずアイドル的なものに興味がない」「映画やドラマは気が向くと見る」というタイプの人間が一定数います。ジャニーズがドラマにたくさん出演して、なおかつそのクオリティが高いと、こういう層がファンに取り込めます。物語には受け手の好みも左右されるので、誰もが取り込める訳でもない、率の悪いプロモーションのようでいて、ひとたび心を射抜かれた視聴者はかなり熱いファンになります。

因みに私が過去どハマりした物語は、すべて「復讐譚」だったことに最近気がつきました。「羊たちの沈黙」「D ✖️D」「カメレオン」「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う」「クロサギ」。必ずしも大ヒットした作品でなくても、関係ないみたいです。人間は色々だから、ハマりの法則も人それぞれでしょう。そして、私は師範のファンになりました。多分、生涯の。

ジャニーズの人たちが多く俳優として出演するようになって、この「取り込み」の流れが作られた功績は、確実に現社長のジュリーさんにあります。Wikipediaでジュリーさんを検索して、「制作」のリストを見てもらえれば、私がなぜそう思うのか、分かってもらえると思います。師範は本当にたくさんの映画に出演して今のポジションを獲得できたので、その恩にはとても感謝しています。

だから、あまり悪く思いたくなくて、この度のKing & Princeの脱退・退所の報道については、とても複雑な気持ちでいます。この子たちを「やっと見つけた」と思った矢先に、あんまりだと思いました。あの子たちがバラバラになって、5人でのパフォーマンスがもう見られなくなるのが、ともかく悲しくて、それを追い込んだのがジュリーさんだとネットで噂されると、頭の中の整合性がおかしくなって。どちらにしても、このままKing & Princeが空中分解したら、事務所のブランド力の低下は免れないし、良いことはおそらくありません。

65年も生きているので、ジャニーズが、山あり谷ありの険しい道のりを辿って、やっとここまでブランド力を高められたのを視聴者としてこの目で見ています。初代ジャニーズもかろうじて覚えています。それが崩壊するなんて、にわかには想像できませんが、これまで大企業がまさかの崩壊を遂げるのを幾つも見ました。創り上げるのとは比較にならないスピードで滅びていきました。内部の分裂がきっかけという話はとても多いです。ジャニーズだって、たぶん例外ではないのでしょう。優秀な人が次々離れて行くのは、良くない兆候です。

そんな風に、大好きな師範が乗っている船が沈むことを想像するだけで、頭がおかしくなりそうです。

今、コロナ禍や第三次世界大戦前夜とまで噂される戦争のせいで、世界が大きく変わっていくのをひしひしと感じます。エンタテイメントも、ネットワークのおかげで、どんどんボーダーレスになっていってます。その中で、世界に通用するほどのKing & Princeが日本に現れたのは、福音です。これは、奇跡なんだと思います。せめて、あと4ヶ月弱の間に、King & Princeの楽曲をダウンロードとストリーミング可能にして、世界に配信して、話はそれからだと思うのです。

今日はここまでにします

では

 

 

 

 

 

King & Princeの「Mr.」観ました

発売日の1日遅れの19日、King & Princeの2022年ファーストドームツアーのDVD「Mr.」が届きました。それからずっと繰り返し観ています。ダンス歴20年(但し最近仕事が忙しくてサボり気味)の娘が、珍しく一緒に熱心に観てくれるので、楽しさ倍増しています。

娘の専門(?)は、ベースがクラシックバレエのジャズダンスで、その目で見ると岸優太さんのダンスがとりわけお気に入りのようです。骨や筋肉の名前やら可動域が回旋がどうしただのいう娘の説明はピンと来ないので、話の途中で口を挟みました。

私「つまり、この人はダンサーとして最適な身体で生まれたってことね?」

娘「と言うより、圧倒的な練習量によって作られた身体なのよ」

私「持って生まれた才能じゃなくて、努力して作ったってこと?」

娘「圧倒的な練習量を積める性質がそもそも絶対的な才能なのよ、芸事では」

ほほう。そんな風に言われると、特別な目になってダンスに見入ってしまうし、「RIDE ON TIME」での、岸さんの、どこまでも途切れない集中力を思い出します。そして、更なる沼の深みにはまるのでした。やっぱりストイックな人、大好きだわ。あ、「お兄ちゃん、ガチャ」コンプリしました。ひたすらカッコいい。

 

それと、DVDを観ていて突然、

娘「ねえこの子!何なの?めちゃくちゃきれい」

私「ね? カメラにパッと抜かれて目線もらうたびに、ハッとする美しさだよね。ファンには『ラスボス』って呼ばれてるんだって」

娘「ラスボス?まさしく!」

私「それと自称で『国民的彼氏』って言うんだって」

娘「それって、ギャグで言ったつもりが、逆に深く納得されて変な空気になるっていう、例のアレかな」

私「アレかも」

あ、そうそう。「受付のジョー」もコンプリしました。主演が魅力的過ぎて、「こんな人、いそうで絶対にいないタイプじゃない」なんて愚痴りました。本当に職場にいるといいですね、こういう人。それと、私の勘が正しければ、神宮寺勇太さんは、これから益々素敵になります。今でも色気がヤバいですが、その内危険水域に達します。お楽しみに。

沼に爪先だけ入りかけた頃、「メンバーの誰かに引かれてやって来て最後に箱推しになる、King & Princeファンあるある」と聞きました。「全員グループ名に恥じないすごいイケメンだけど、それは言い過ぎでしょ」と軽く聞き流したものですが、甘かったと今では反省しています。全員、美しいのはお顔だけじゃないなんて、どういう罠でしょう。

 

さて、ここからかなりディープな事書きます。ご注意ください。

 

DVDが2巡目のギンギンのダンスが終わろうとした頃、

娘「(ため息)キンプリってすごいね」

私「うん! あと2ヶ月で、アリーナツアーのDVDも出るよ。『ichiban』が入ってるって」

娘「やったぁ!……でも、それで最後なんだね」

私「……うん」

娘「ジャニーズ事務所、何してくれちゃってるの? 気でも狂ったの?」

私「さあ。直接の興収でも100億単位、経済全体で1000億単位の損失って、どこかに書いてあった。ファンクラブ年会費だけで40億だから、大袈裟な数字じゃないわね」

娘「何とかならないの?」

私「わかんない」

この脱退・退所で誰が得をするんだろうと考えてみました。出て行く3人も、残る2人も、トップスターを失う事務所も、彼らをぜひ起用したいと願う制作者も企業も、彼らを目標に頑張ってきたJr.の子たちも、誰も得しませんね。何より、彼らを愛して止まないファンは、絶望のどん底に突き落とされて、心身の不調を訴える人も少なくありません。一般の人々ですら、年末の歌番組でKing & Princeのパフォーマンスを見て、その素晴らしさに心打たれて、「この子たちが5人でいられなくなるのはもったいない」と感じる人がたくさんいます。(私はほぼここに属します)

これだけニワカでも、ファン=ティアラが提示する彼らの過去資料を見て、そしてこの「Mr.」を見たら、他の人ならいざ知らず、平野紫耀ともあろう者が「目標を失ったから辞める」なんてダサいことを言うはずはないと感じます。「ichiban」を始めとする制作に手応えを得て、「さあここからだ」と燃えていたのに? 実際、平野さんが期待していた、プロを含む一般の「キンプリ、ヤベェ」という評価をティアラが誇りに思う夢は実現したではないですか。一歩進んだのだから、二歩三歩は楽勝でしょう。だから、「Mr.」の会場は双六なのでしょう?

恐ろしいことに気づいてしまいました。あの謝罪が本心だとしたら、ほんの少し前までツアーや雑誌のインタビューやインスタライブでファンと約束したワクワクするような未来が、全部嘘だったことになってしまいます。本心を隠して、ファンに嘘をついて、騙して、あざむいて、たぶらかして、挙句にこれ以上はあり得ないほど傷つけた。控えめに言って鬼畜の業ですね。そういうことになってしまいます。でも、ファンは誰一人そんなこと信じていません。

ところで、例のFC限定の謝罪動画撮影の直後と見られる、King & Princeがツキヨミのお披露目にスタジオ入りする動画が流出して、あっという間に消えました。永瀬さん髙橋さん岸さんが、直前まで泣いていたのがハッキリとわかる映像でした。つまり、あの謝罪動画は、スタジオでのパフォーマンスの仕事が控えているのが分かってるのに、撮られたって事です。ファミリークラブから日テレのスタジオまで車で1時間前後。その車中で泣いたんですね。てっきり謝罪動画で仕事終わりだと思ったら、ずいぶん酷いことするんですね。タレントのメンタルを大切にしないのがジャニーズの体質なのか、King & Princeだけそういう冷遇を受けているのか、さてどちらでしょう。

もうひとつわかる事があります。彼らにとって、あの謝罪動画の撮影は心の準備が充分でなかったということです。円盤の打ち合わせだと騙されて呼び出され、解雇通告を突きつけられ、あらかじめ用意されたカンペを読まされた、という内部告発の信憑性が高まってしまいます。

謝罪文も、ハッキリ言ってかなり屈辱的だと思います。要約すると「自分は力足らずなので逃げます」ですね。目標のためにいかなる努力も惜しまないで成果もあげてきた人間に、これを強いて読ませた者がいるとしたら。その動機と目的は何でしょう。嫉妬? 国の宝を壊してまで、何がしたいのでしょう。

もっと謎なのが、この屈辱極まりない儀式を、メンバーが受け入れたという事実です。人間は、大切なものを守る以外の動機で、こんな事はしません。

さて。SMAPが芸能事務所の「偉い人」の一存で、罪もなく空中分解し、挙句に外に出た3人が地上波のテレビから干されました。理不尽だと思います。でも、それをきっかけにタレントに対するハラスメントを止めようという風潮も生まれました。今回のKing & Princeの空中分解を止めようと動いている人たちがいます。時代は大きく動いているのだから、どうか頑張った人たちが報われる世界がやって来ますように。

今日はここまでにします。

では

 

 

「Dr.コトー診療所」見ました。

昨日は、映画を2つハシゴしました。

そのひとつ「Dr.コトー診療所」は、恥ずかしながら推し活の一環です。King & Princeの髙橋海人さんが出演されているからです。昨年夏に同じく出演されている「アキラとあきら」を見た頃は、まだKing & Prince沼につま先だけちょっと触れたくらいでしたのに。もちろん、その時の推し活の対象は髙橋さんではありませんでした。それでも、物語の重要な役割を担って、明暗両方を演じ分けられているのがとても印象的でした。ダンスでパワフルなパフォーマンスを繰り出して、時折高貴な表情までする人と同一人物だと認識するのに苦労しました。いえいえ、番宣のバラエティでのふんわりした空気感もまた完全に別人なので、混乱しました。なるほど「他担狩の海人」と呼ばれてらっしゃるのは、このすさまじいギャップの魅力のせいですね。理解しました。

Dr.コトー診療所」での判斗先生は、映し出されると、若々しく華やかで輝いていて、それでいて若いに似合わず頼もしく、老いて死にゆく者にとって、希望を感じる存在でした。離島の問題は、日本全体が抱えた少子高齢化を濃縮したような、深刻なものだと知りました。すがりつきたくなるような希望を、少なくなった若い人に押し付けるのは心苦しいものですが、やっぱり希望はこれから生まれ育つ人の中にしか見出せません。歳をとると、死ぬ時にはせめてより良い未来の世界を予感して死にたいと願うようになるみたいです。若い人たちが自分のいなくなった未来で輝いてくれるはず、と。

高度成長期の若者と違い、最近の若者は年長者の言うことに盲目的に従うようなことはしません。盲目的な反発もしません。これは、はっきりと進化だと思うのです。時代の変化のスピードに加速度が増しているのが進化圧となっているのだと思います。

余談ですが、故ジャニー喜多川さんは、まだ若いKing & Princeに、自分たちで決めて進めて行くように指示されていたとうかがいます。20歳前後の若者をそこまで信頼して託すのは、新時代がやってくるのを予感してらっしゃったからなのか、と思いました。

話を戻すと、災害医療の現場で判斗先生が主張するトリアージも、社会に認知されて間もない新しい概念だと思います。医療従事者に自己犠牲を強いることなく、合理性をきちんと取り入れて、結果一人でも多くの人を救う、という潮流は、今後ますます大きくなっていくと思います。まさしく新時代の思考法。でも、コトー先生は、土壇場でそれを拒否します。正直、クライマックスでのコトー先生の言動にはイラついてしまいました。これでは「昭和」がますます悪になる。昭和的な考え方とは、一種の(時々行き過ぎた)精神主義のことだと思いますが、それだってその時代を生き抜く為の適応に過ぎなかっただけなのに。

でも、コミュニティの誰ひとり失うまいとする方向に進化するのは、人類の基本デザインでした。忘れてました。だから、コトー先生が医師なのは、職業である以上に生き方なんですね。「職業=生き方」を得られた人は、本当は幸せな人生を全うしたってことも、忘れてました。

シリーズの末の映画化なので、映画だけ見るとそれまでに描かれた背景や人間関係などがさっぱりわからないのは残念でした。それでも島の美しい風景は雄弁で、物語から伝わるものもちゃんとありました。

という訳で、感想でした。

では

 

 

 

 

三連休の推し活〜King & Prince

昨日までの三連休は、自堕落モードでキンプリ祭りをしていました。

まずは、永瀬廉さんの映画3つ「うちの執事が言うことには」「弱虫ペダル」「真夜中乙女戦争」を一気見しました。期待以上でした。シュールな設定や淡々とした人柄の役がリアリティあって、長台詞もすっと聞けました。艶と張りのある上品な声が、役にとても合ってます。物語としては個人的に「真夜中〜」が一番好きでした。なるほど、俳優として期待されているのは納得です。

余談ですが、「廉」という名の少年が出てくる新美南吉作「うた時計」という小説があります。「清廉潔白の廉!」と自己紹介する少年の名は、このお話の割と伏線で、印象的だったので、永瀬さんのお名前を聞いた時に連想して、とても好ましく感じました。名は体を表すと言います。信念の通りに進まれますように。

そうそう、岸さんの「お兄ちゃんガチャ」と神宮寺さんの「受付のジョー」も、ちょっと前から少しずつ見ているところです。髙橋さんは、作品数が多いのでちょっとひるんでますが、でも絶対にコンプリします。こんな時期なので申し訳ないのですが、とても楽しいです。

 

それから、Amazon primeで、「Ride on time」のKing & Princeの回を全部見ました。本当に、見ていて胸が締め付けられるほど、ずっと努力を重ねて来たんですね。もうだめ。後戻りできないくらい好きになっちゃう。巷で疑われている事務所の圧力も、これを見ると余計に、リアリティを感じてしまいます。

もし、疑われていることが事実だったら、その引き金を引いた方の罪は限りなく重いし、許されないでしょう。金閣寺を燃やすくらいひどい。

ところで、今回の騒動に絡めて「憶測はいけない」と、何度も見聞するのですが、その都度どうも妙な気持ちになります。

広辞苑を引きました。

おく そく 【憶測・臆測】 (名)
確かな根拠もなくいいかげんに推測すること。

 

根拠がないこともないでしょう。「学業を優先させるため辞めました」と事務所が広報した人が、実は契約打ち切りの追放だったのを、ずっと後になって本人が告白するとか、その類の事務所の嘘は、ひとつではないですよね。本人の為と言い訳したところで、虚偽は虚偽なので、積み重なると、事務所の言うことを信用できなくなります。SMAP騒動でそれがかなり強化されたことは、事務所も認識されていると思っていました。

King & Princeのこの度の脱退・退所についても、いろいろとつじつまが合わないのを、ティアラと呼ばれるファンが、懸命に証拠を挙げて訴えています。King & Princeの楽曲を世界に広める活動をしながらのその頑張りに、ほだされました。ファンは推しに似るの法則通り、King & Princeは良いファンをお持ちです。

という訳で、YoutubeでMVを回す傍ら、こんな感じで色々書いていこうと思います。

 

では