ドラマ「#着飾る恋」最終話

とうとう終わってしまいました。

まずは、キャスト、スタッフの皆様、お疲れ様でした。楽しい3ヶ月をありがとうございました。

私の立てた最終話予想ですが、概ね当たったようですが、決定的に違ったことがいくつかありました。

駿くんの北海道行きがなくなって、キッチンカーで全国を旅する移動レストランをするのは完全なる想定外でした。「その手があったか」という感じです。駿くんは、料理に関しては、名を馳せることよりも、最高にいい物を作って人に純粋に喜んでもらうことを優先する、筋金入りの本質主義者でしたね。経営とか人事とかのテクニカルな事が苦手になる理由でもあります。忘れてました。

「旅するレストラン」の異名で全国を駆け回ったりしたら、わくわくします。料理の腕が超一流な上、若くて超絶男前なんて、ずるくて最高。「旅する花屋」さんの存在を知った時のわくわく感を思い出しました。あの方が地獄耳なのを知らずに露天のお店の前で「なんで花屋さんにこんなに並んでるの?イケメンの花屋さんなの?・・・あら、本当にイケメンなのね」と口走った黒歴史をつい思い出しました。ほんと馬鹿。

ともあれ、時代の流れによって新しい働き方はどんどん生まれてくると、常に心に留めて置こうと思うのです。

真柴さんは、会社を辞めたのは当たりましたし、フリーランスのバイヤーになるのも当たりました。でも、バイヤーの修行部分はすっ飛ばして、自分で小さな会社を始めていきなり実行するとこからスタートしたのは意外でした。彼女がインフルエンサーだってことを、私の方こそ甘く考えていた、ということです。商品愛は溢れるほどなんだし、小さく始めるならバイヤーとしてのスキルはもう充分だったと。炎上したところで、真柴さんのファンは、変わらずファンなのに決まってます。たぶん炎上案件のことなど気にも留めてない人がほとんどかと。忘れてました。

そう言えば、気に入ってフォローしている人が炎上した時、罵声のコメントなんて、私も一度も書いたことありません。ましてや、事実関係がはっきりしない内からなんて。それまでそのアカウントから受けて来た恩恵とそれに繋がる自分の気持ちを優先させます。他の人がどう思うかなんて、知ったこっちゃありません。私、社会性ゼロのエゴイストなんで。

それと、駿くんと別れずに結婚するのも予想外でした。最後に脱ぎ捨てるものは、「好きなものを好きなように好きな人と」以外のもの全部だったってこと、ですね。

私も古い人間だから、葉山さんと同じく、一番に欲しい物を手に入れるためにたくさんのものを捨ててきたし、そうしなくちゃ達成できないと思ってきました。幸せな人生だったとは思うし、香子さんの「私には私がいる」という言葉も同感です。ある世代以上の人たちは強い分だけ物悲しく見えますね、こうやって見ると。それだから、若い2人が別れる結末を予想しちゃったりするのでしょう。でももし叶うなら、これからの人たちには、本当にやりたい事とずっと一緒にいたい人、この2つのどちらも捨てなくてもいい社会になりますように。ネットが、その強力なサポートツールになりますように。

「着飾る恋の理由」の言葉の意味は、真柴さんの駿くんに対する「あなたが理由」の言葉で落ちました。やりたい事の為にレベル10でいたいし、好きな人に素敵だって言われたい。仕事と恋。生きる事と未来。

とりあえず、登場人物がみんなそこそこ幸せになって本当に良かったと胸をなでおろしました。

仕事のヒントですが、ひとつ拾いました。内容は形になるまでは秘密です。

以上、最終話の感想でした。