映画と聖地巡礼について

本題に入る前に。

昨夜の「きみの瞳が問いかけている」の舞台挨拶、主演のお二人と監督、お疲れさまでした。

おかげさまで楽しい時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございました。

 

はい、ここから本題。

アニメ「君の名は」の頃からだったでしょうか。

アニメやドラマや映画、果てはコミックまで、その舞台となったところをファンが訪れることを「聖地巡礼」と呼ぶようになったのは。

 

「きみの瞳が問いかけている」は舞台が横浜のようです。

明香里が、スクに吠えつかれて倒れた松葉杖の人が塁だったと気づいて、追って探し回る街角、日本大通りですね。よく行きます。

塁が京介さんの車に乗せられて、試合に出ろって言われたあと降ろされる場所、みなとみらいの海辺でした、よくここ散歩しています。

おおっ、と思いました。

見慣れたはずの街が映画の中に映し出されると、どうしてこんなに慕わしく感じるのでしょうか。

次にこの場所にいくと、明香里と塁に会えそうな気がしちゃいます。

吉高さんや横浜さん、じゃなくて明香里と塁、なんですね、あくまで。

この心理、名前がついてたりするんでしょうか。

 

私が初めて行なった聖地巡礼は、2014年6月、「軍師官兵衛」の影響で黒田官兵衛が生まれ育った姫路城を訪れたことです。

黒田官兵衛時代の遺構が少し残っているところも、きちんと見学しました。

なんだか、そこで官兵衛に会えるような気がしたんですね。

岡田准一じゃなくて黒田官兵衛に。

そして、官兵衛時代とは無関係とは言え、大規模な修繕直後で足場がはずされた後の真っ白な城は、出不精だった私を城巡りに駆り立てるに十分な感動をくれました。

 

城巡りも数が積みあがると、いろいろ面白いことが起こります。

映画「散り椿」を見ていた時に、妙に既視感がある風景だと思ったら、2017年に行った長野の松代城でした。

見つけた時、どうしてあんなに胸がきゅんとするんでしょうか。

 

 

今は、娘に「歴女」と呼ばれている私ですが、学生時代、歴史が大の苦手科目でした。

「初めて恋をした日に読む話」のコミックに、受験対策として、歴史、特に日本史は暗記項目がすべての科目の中でも抜きん出て多いので避けた方がいいみたいな話が出てきました。

そういうこと。暗記、きらい。
旅をしてみて、初めて点と点がどんどん繋がっていって、歴史がとても面白く、楽しいと感じるようになりました。

もし、1997年の7月、我がアイドルに出会ってなかったら、今何をしていたかなあ、旅してなかったかもなあ、歴史は相変わらず食わず嫌いだったろうなあ、なんて考えるとちょっと怖いです。

 

というわけで、結論を言うと、コロナ禍が静まったら、みなさま行きたいと思ったところに迷わず出かけていきましょう。

推している物・事・人は、誰から何を言われようと、迷わず推しまくりましょう。

自分の人生のために。

 

ではでは