さてさて前回、初めての遠出の話をしました。横浜から笠間まで片道140kmほどの移動です。今思い出しても楽しい小旅行でした。笠間は良い街です。
それで気を良くして、その年2016年の12月10日、人生初のひとり宿泊旅を決行しました。常陸太田市にある「オープンギャラリー倉」にて、画家の星野綾子さんの個展を見に行きました。以前からSNSで精密な線描を始めとする動植物の絵を拝見していて、それらを直に見たかったし、コラボとして「カタル葉」の店主、史緒さんが植物で装飾していらっしゃったので、これは行かなくては、と。
しかし、ここで考えました。笠間の時と同じく、日帰りでも行ける距離ではあります。でも、せっかく利根川を渡っておいて、他に何も見ずに帰るのはどうなの?
そこで、一泊して水戸城の周辺も見学することに決めました。
さて、笠間の時以上に、満足な旅となりました。常陸太田は古い民家をリノベーションした素敵なカフェや雑貨屋さんもあり、展示場も古い倉をリノベしたものでした。
この内部が•••
この植物の間に浮遊するように動植物の絵が展示されていたのですが、そちらはちょっと公開を控えます。興味のある方は、星野さんのホームページまでどうぞ。
「ギャラリー」の中のイラストが超お勧めです。
水戸での宿泊先は初めて「じゃらん」のアプリを使って決めました。難なくチェックイン。ひとりで泊まれたあ!という感じ。ひとりは楽だし苦痛でもないのですが、想定していないトラブルに弱いのが弱点なのでして。
アプリと言えば、目的地まで行くのにGoogleマップに頼りきりでした。あと、乗り換え案内とスケジューラーも。これらがこの世に現れなかったら、未だに出不精のままだったかも知れません。
水戸では、偕楽園を散策しました。花がまったく咲いていない梅の木の枝ぶりが返って趣があり、青々した竹林も立派で、園の中に建っている好文亭も素晴らしく、すっかり堪能しました。
都心からこんなに近いところにこんな素晴らしい場所があるのに、上京してから40年一度も来たことなかったなんて、馬鹿なの、私?
その時、行きたいところには、迷わず一人でも行こう、行ける人になろう、と決めたのでした。
次は、いきなりの7泊8日のみちのくひとり旅です。城巡りの本格スタートです。
つづく