花と暮らし

「花の絶えないお家にしよう」というのが、長らく娘と私2人の合言葉だった。

娘が大学の学部卒業の時は就職氷河期で、そこそこ偏差値の高い大学在学の娘も内定がどうしてもとれなかった。離婚して2人暮らしを始めたタイミングでもあった。

新卒のパスポートを手放したくなくて、娘を大学院に進ませたため、先が読めない不安で、お金はあっても本当に必要なことにしか使えなかった。

「今でこそあえての貧乏暮らしだけど、いつの日にかきっと」という誓いのシンボルが花だったわけだ。一日中陽がささない部屋だったし。

娘が就職して、タワーマンションにも引っ越し、家具や器を良いものに買い替えて、さあ花を!と買ってきて飾ったら、2人して「うーん」となった。

なんか違う。こういうのじゃない。

そんな中、益子の陶器市である花屋さんに出会った。

福島からイベントに出張されていて、当時は「旅する花屋」の代名詞をつけて「ハヤシラボ」という屋号でブーケを作っておられた。

運命感じるくらい、その人が束ねていく花が「ずっと夢見ていた花」に見えた。

今のところ、この方が私の世界でナンバーワン花屋さんで、ここまで来るプロセスから考察すると生涯ナンバーワンな確率が高い。

熱烈なファンが既に大勢いたから、私が特に見る目があった、とかいう話でもない。

でもともかく、ナンバーワンで、特別なのだ。

今、新たに「カタル葉」となったブランドから、毎月お花を定期購入している。

メンタルに効く。保証する。

ではまた。

 

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捕捉:この子は「とんがってて一人ぼっちの子、ください」とオーダーした、私の人生初の「自分のために買った花」。