2005-09-13 詩~『少女』 詩 #詩 はじける音をたてて 君は花開く 「すっかり女らしくなって」 そう目を細めるのは 君の母親という人だろうか 君が 自分のために用意されている と勘違いする者から 君の愛らしさを 守るために 私はここにいる 決して感謝などはされるまい それも知っているよ 順送りだから 天然自然が 君の頬をうすべに色に染めるのと 人工の飾りつけが 君を疲れた大人の女にするのと どっちが先か 君は 今年咲いたばかりだから まだ知らないのだろう