詩~『ポプラ』

ギターを奏で
歌に気持ちをこめる
まっすぐに伝われと
ありったけの気持ち
パッケージして
でも君は
自分のことだと気付かない
まるでポプラの木のように
まっすぐで
融通が利かない
君のそんなところ
好きだったはずなのに
なんで
こんなにもどかしいのだろう
どうすれば
君にこの気持ち
伝わるのだろう
あどけない顔して
聴き入る君は
子供のように無心で
大人の女の機微は
まだその胸に
刻まれてはいないのだろう
僕は苦しくて苦しくて
そして
またギターを抱え
今夜も
君の窓辺に立つのだろう