短いけど。『ぴあ』3/5号『藤原竜也x小栗旬12P』

昨夜は、偉い人と同席の飲み会だった。
帰り道、対人恐怖症の者の常として、きちんと意志的に振舞った自覚はあるのに、時間が経つにつれて精神状態がおかしくなっていく。
それは例えると、扉が閉まりかけているのに、必死で向こうに駆け込もうとして焦っているような感じ。
帰宅途中の書店で『ぴあ』発見。購入。
ぱらっとめくる。ちょっと気持ちが落ち着く。

藤原竜也さんと、小栗旬さんのロングインタビュー。
そして、蜷川さんの短めのインタビューが掲載されていた。
藤原さんも小栗さんも、純粋な人だ。
今時、めずらしい、と感じるほど。
タイトルが「比類なき者たち」とあったのは、とても納得がいった。
ラジオの時にも感じたことだけど、言葉が、引っかかるところがなくすっとこちらの心に流れ込んでくる。
芝居にも純粋だし、周囲の人との係わり合いについてもそれ以上に。
10代の時から向き合っている芝居が二人をそうさせたんだろうか。
つい、自分はここまで仕事に打ち込めているかなあ、なんて反省してしまう。

……他者から表現された物というのは、閉じかけた今を未来に拓く、開口のようなものだ。
それは、媒体を通すので、ノイズをカットしていて、心の深部に届く可能性が高くなる。
時々、それによって人生が変わる。
ましてや、舞台。
『ムサシ』本当に待ち遠しい。