新撰組の駐屯地

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新撰組の駐屯地だった壬生の八木邸、前川邸に行って来た。
藤原竜也さんのサイン色紙を見つけた。嬉しかった♪
写真の八木邸の門はドラマのセットそっくりだ。隊士の募集受付のシーンを鮮やかに思い出す。
八木邸の室内を見学したところ、建具の高さがあまりに低くて驚いた。だいたい170センチくらい。天井も低くて息苦しい。当時の日本人は、ずいぶん小柄だったようだ。ドラマでは、キャストの身長が特に高めだったので、室内を実際よりも大きめに作ったと聞いた。納得。
そんな興味を持って建具を見ていたら、本物の刀傷を鴨居に見つけて、本当に切り合って死んだ人がいたんだなと、ちょっと心臓がきゅっとなった。
堪能した。お腹いっぱいのいい旅だった。

PS.
帰ってきてからの追加。前川邸は入場無料だったのだけど、八木邸は大人千円で抹茶がついてきた。
前川邸の方は、内部が当時のままの部分が少なくて、明里と山南が最後の別れをした出窓もなくなっていたからだろう。それでも、幕末や明治初期の古い写真が展示してあったり、「新選組!」出演者の色紙がずらっと並んでいたりしたのは、とても嬉しかった。三谷幸喜さんのサインが、噂通り、いかにもサインです、という感じでない楷書に近い(しかも妙に可愛い)サインだったのが、とても印象に残った。ああそう言えば、私は三谷幸喜監督の映画も、ひとつ残らず見ているのだな、とたった今気がついた。

八木邸の千円は、内部の保存が良いとは言え、お寺の入館料に比べてもぼったくりのような気もしたが、解説の人がついていたので、これはこれでリーズナブルか、と自分を納得させた。しかし、京都の人たちにとって新選組というのは決してヒーローではないらしいことが、あちこちから感じられた。「つわものどもが夢のあと」なんて言うけれど、それを言ったらナポレオンのしたことだって、すべて無駄に終わったと言えるわけであるからして。時代が大きく変わるときに、人々の間に葛藤がないはずがない。どれが無駄だとか、後々になって言うのは意味のないことだ、と思える。自分の人生だって、どういう位置づけになるのか、まだわからない。それ考えちゃうと少し怖気づいてしまうな。嵐の予感がする今日この頃。