白い巨塔、見ました。

昨夜から白い巨塔始まった。

田宮二郎さんの財前先生の時にリアルタイムで見ていて、原作も読んだ。

思えばあの時からの医療の進化には凄まじいものがある。

AIという言葉、原作の時代にはなかった。

それを丁寧に表現しているところが、何かとても快感だった。

それでも人間の野望は、どんな時代にあっても変わることがないのかも知れない。

岡田さんの財前先生、目ヂカラすごい。

ダーティだけど魅力的。

特にあの、屋上のシーンがとても好きだ。

財前先生がかつてこの世で最も弱いポジションに立たされた時の記憶と繋がっている。

財前先生が学問や仕事のモチベーションを高めるのに、その屋上は使われていた。

城めぐりしていて、時々城跡のてっぺんから街を一望にして、度々感動する。

私は世界の広さと同時に自分のちっぽけさを感じるのだけど、この景色を見て、天下取りの野望に取り憑かれた武将がかつてこの国にたくさんいた。

何か大きなものを支配したい、という強い感情がそこにあって。

同じものを見ても、それぞれが抱く想いがここまで違うところが、言って見れば人間の面白さというやつなのかも。

野望を抱く人は、器が大きい人なんだろうなあ。

というわけで、続きが楽しみだ。