映画「ヘルドッグス」2回目

本題に入る前に最近の推し活について。

木曜日の仕事帰り、「アキラとあきら」「ヘルドッグス」の2本を続けて観てきました。「アキラとあきら」は4回目、「ヘルドッグス」は2回目です。アフターファイブの推し活も円滑な、絶好調の毎日です。最近、仕事で良いことあったりもしたんですよね。内容は秘密ですが。これは、推しが絶好調なのとリンクしているみたいで、喜ばしい限りです。

タイミング良く、岡田師範からファンクラブの2回目の会報が来ていました。今度は著名なカメラマンの方が撮影した師範のポートレイトでした。ふう、変わらぬ男前。文の方も、より肉声っぽい感じで、何度も読んで味わっています。しあわせ。

さて、本題です。「ヘルドッグス」の2回目は、原作を読了してから、と予定していたのですが、まだ半分も読み終えてません。いやあ、原作がだいぶグロいんですけど! 面白くはあるんですが、けっこう厳しいなあ、と思いながら読んでます。でも、とりあえず兼高とその手綱を握っている警察組織が、具体的に何を目的としてヤクザ組織に搦手で行くのかは分かりました。兼高が闇落ちするきっかけとなった事件の性質とも関係があって。つまり根っこは国際問題ってこと、ですね? 潜入捜査に、ずいぶん莫大なお金がかかってるな、アンダーカバー、一体何人いるの? そこまでしてやる意味あるの?という疑問も晴れました。

あと、組織絡みの人間関係もだいぶ整理できました。これがないと、頭が混乱してお話の面白さが半減します。

その上で、兼高が白羽の矢を立てられた上、室岡を取り込んで組織を登り詰める戦略まで与えられたのは、すごい話ではあります。だって、この時既に兼高は4人も人を殺した犯罪者じゃないですか。普通なら、逮捕して立件して裁判して、良くて無期懲役というところのはずなのに。それを敢えて罪を問わず、弱みを握った形でそのままヤクザ組織に送り込むのは、どれくらいリアリティのある話なんでしょうか。

でも、師範は存在としてリアリティあるので、そこは物語としてついていけました。スーパーのバイトの女子高生に恋をしてる顔も、悲劇に直面して絶望してる顔も、復讐と贖罪の日を送る虚無的な顔も、とてもとても良かったです。戦っている時も、どこか淡々とした表情をされているところが、本当に達人なんだな、と感じ入りました。修羅場の中でも、どこか冷静に状況を把握できるのは、長い修行が必要なことでしょう。未熟な段階だと、闘いで興奮状態にあるのがリアルな気がしますが、達人はその対極にいるってことで。そんな戦う姿が美しくて、惚れ直しました。

師範のアクションが素晴らしいのは、もうスタッフも褒めてくれないそうですが(慣れて?)、ファンなので遠慮なく、隙あらば褒めちぎり、褒め倒し、褒め散らかす所存です。優しいからではないですよ? それを天下御免でやりたくてファンを名乗った、、、つまり順序が逆なのです。

この作品は、相棒の坂口健太郎さんや、松岡茉優さん、大竹しのぶさん、MIYABIさん、他、ともかく登場人物が濃くて強烈だったので、書くことがまだまだあります。どの方のファンであっても、その人が画面に映っている時の存在感の重みに満足できるレベルだと思うほどです。でもそれは、次の更新で。

では

 

PS.

そうそう、まったくの余談ですが、師範は大人の恋愛物をやってみたいと語ってらっしゃいましたね。それ、本心ですか?心にもないネタですか? とりあえず本心と仮定して、恋愛物の名作で、大人年齢の男優が演じているものをリストアップしてみました。

グレゴリー・ベック「ローマの休日」37歳

ロバート・デ・ニーロ「恋に落ちて」41歳

ゲーリー・クーパー「昼下がりの情事」56歳

クリント・イーストウッドマディソン郡の橋」65歳

こうやって眺めると、師範なら全然いける、と感じます。デ・ニーロの劇中の台詞「(友人に)俺ってハンサムか?」なんて、師範が言ったらキュン死する自信があります。いい本を書いてくれる人が現れるといいですね。