近況>バースデー月間に突入

箱根に行って、デジタルデトックスしてきました。

今月の21日は娘の誕生日で、来月には私の誕生日もあって、真ん中の8月上旬に「真ん中バースデー」で祝うのが我が家の習わしとなっています。娘の誕生日、真ん中誕生いわい、私の誕生日、と1ヶ月に渡るバースデー月間に突入しました。手始めに、21日から二日間、娘が3ヶ月ぶりに2連休が取れたというので、娘の誘いと言うか奢りで、箱根の温泉で羽を伸ばして来たというわけです。

都会の喧騒を離れて、温泉に浸りながらふたりでこれからの人生のことを結構じっくりと話しました。娘は、自分らしい人生をきちんと始められているので問題なし。具体的な細かい事では色々あるのですが、早晩クリアできるでしょう。私の方が問題が根深い気がします。新しい事に着手したくても、やりたい事がコロナでことごとく(以下略)。とりあえず、日銭を稼ぎながら、収束を待つしかないようです。その間、勉強は積み上げておく、という戦略でいくことに落ち着きました。

 

ところで、我が家にはずっと前から、家訓というか合言葉があります。特に新しい事に取り組む時に、肝に銘じておく3つの言葉で3Aと呼んでいます。

「侮らない、焦らない、諦めない」

2人とも雇われ者ではなく、完全フリーの今になって、これが急に重みを増しています。私より一歩早くフリーランスになった娘が、この合言葉の有効性を噛み締めている、と言います。でも、この言葉には出典がありません。ある日、天から降ってきたのです。案外、以前読んだ本の中の言葉が潜在意識に潜り込んでいた、なんてのが真相かも知れません。すべて「あ」から始まる「べからず」なので、覚えやすく、しかもかなり的確な教訓となっています。

「侮らない」は、割と飲み込みが良いたちの私が、よく陥る穴へのいましめです。せっかちで面倒くさがりな人は、共感してくれるはず。「こんなもんでしょ」という気持ちでいると、ほぼ確実に失敗します。経験的に。どんな分野でも奥は限りなく深いんだと、気を引き締めて進むに限ります。

「焦らない」は、自分の進歩が感じられなくなった時に感じる辛さは、大体後で振り返ると大した事がないという話です。停滞を突破するには技術が要るかも知れませんが、そこで永遠に足踏みしていることは経験的に言ってもほぼありませんから。

「諦めない」は、ちょっと精神論ぽいですが、現実的な話です。やりたくない事を手放すのは別に良いのですが、やりたいのに手放すのはまず確実に後悔します。戦略を変えてでも、何らかの形で継続していく方法を探すのが良いかと思います。継続の障害になっているものを具体的に取り除く道を探すのが良いと思います。

そんな3Aが重みを増している、今日このごろ。

娘が以前いた会社を辞めて、一年のモラトリアムを経て、ピラティス・インストラクターになってから一年半経ちました。スポーツ大好き人間でずっと身体は動かしてきたとは言え、30歳過ぎてからのインストラクター稼業なので、諸々不安はあったようですが、今年度に入ったら生徒さんが急増して、最近始めてから最大の数のセッション数を記録するに至りました。「私、保つかなあ」と毎朝心配そうに出かけますが、まあ大丈夫でしょう。

技術的にも進歩著しいようで、複数あるトレーナー資格を次々取得して、近い内にマスタートレーナーの資格を取らないかと誘われているそうです。これを取ると、インストラクター要請講座が開けるそうで、難関資格ではありますが、頑張って欲しいものです。

娘がどんどん進化している側で、こちらは煽られた気分になっています。でも、娘が足踏みして悩んでいた時期も知っているし、突破してからの快進撃もつぶさに見ているので、自分もいける、という謎の自信はあります。私たちはたまたま親子で、気の合う相性なのでこんな感じですが、実は奇跡のような出会いだったんだな、と最近感じています。バースデー月間だから余計に。今の自分を作ったり支えたりしてくれるすべてのものに感謝していこうと思いを新たにしています。

毎日暑い日が続きますが、皆様、どうかお健やかにお過ごしください。

では