2回目の「着飾る恋には理由があって」拝見。ベストワードは「あなたは天才よ」ですね、個人的に。それを言われた時の駿くんのびっくりした顔、キュンとしました。そんなん言われたらキスしたくなっちゃうよね。しかも、真柴さんはこれを本心で言っちゃう人? 本人も「いいなあ」と思うものをみんなに見せたい、それが好きでやってた、と自己確認したけど、どうも「良いものを良いと思うセンス」が抜群なのには無自覚ですね。良き!
1回目でネイルを脱ぎ捨てた真柴さんは、2回目ではヒールの靴を脱ぎ捨てました。どっちも素敵だけど同時に枷でもあるアイテムです。3回目以降で脱ぎ捨てる物、まだあるでしょうか。個人的な意見ではありますが、真っ先に捨てるべきは葉山社長を追い出すような会社だと思います。
土の時代=物質主義の象徴に見える輸入インテリアの会社ですが、実は創業者の葉山社長は「それを通した気持ち•暮らし」を提供したいと願う、風の時代=個性と自由の時代を先取りした人、だったのですね。それが潰されてしまって。生まれるタイミングが早過ぎた人は、ある役目を負ってこの世に出現したと言えるのかも知れませんが、迫害がつきものなのがどうにもこうにも。成功した途端に信頼していたブレーンに横取りされるとか、まんまAppleです。どうやら新社長は、葉山さんと真柴さんが支えていたソフト面を評価しない人のようだから、この先うまくいかないでしょう。
でも、この経緯、駿くんの挫折と似ています。駿くんの過去が明かされました。駿くんのお店が駄目になった理由は、人を使うことと経理に失敗したからで、本質的な料理のクオリティに問題があったわけではないですよね。
苦手なことは、それを自分で何とか努力して補うか、得意な人に助けてもらうかですが、店を畳んだ後の駿くんは「やらない」方向に行っちゃったわけですね。悲しそうに語っているところから察するに、本当は吹っ切れてはいないのですね。才能はあるし、基本優しい人なんだし、もっと良い感じにハッピーになれる方向に。そんな展開を期待します。
あと、はるちゃんは、良いですねえ。精神的な問題はフィジカルに原因がある、というのが医学の考え方だと思いますが、知識のある人の言葉は心が落ち着きます。私もいつもこれに救われています。むしろ、文学的説教が嫌い。
また、羽瀬さんの目には普通の人とは違う景色が見えている、とさらっと言える知性も素晴らしいです。感覚は人それぞれ違うというのも知覚できないから。
一例で。色のついた背景と文字でできた色覚テストがあるのですが、8つの内私は5つまでしか読めません。ところが以前話した花屋の店主さんと娘は全問読めました。ここまできて、彼らが私とは違う視覚世界に住んでいることは分かりました。でも、どう見えているのかは死ぬまで分からないのですね。人間とは、そういう寂しさを抱えて、それでも社会を形成して生きていく生き物なんだと思います。それを埋めてくれるのがアート。羽瀬さんは、自分1人にしか見えない世界を彼女の言葉=絵で言語化し続ける存在なんですね。「ハチミツとクローバー」のはぐみちゃんを連想しました。どうか幸せな人生を。
好きな事をする、というので論語の一文を思い出しました。
『子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者』(子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)
学んで身につけた人もそれが好きな人には敵わないし、好きな人もそれを楽しんでいる人には敵わない、ということです。確かに。本当にそうです。だから、シェアメンバーが心から楽しんで生きていけますように。
ところで、人生の達人 香子さんが語る50年の来た道の話は、アラ還の私としては「そうだったなあ」って感じで、ひとつひとつうなづいていました。どの年齢にあっても迷いは起きるし、その年ならではの悩みがある、と。本当にそう。何なら今でも迷ったり悩んだりしてるし。年上の人のそうした語りを疎んじないで消化するのが、このメンバーらしさを表しているように思います。こうやって見ると、香子さん、本当に魔法使いですね。
早くも3回目の放送が楽しみでなりません。キャンプですか。お風呂シーンとか。料理人が何ゆえそんな発達しまくった三角筋をしている!とか突っ込みながら視聴するとしましょう。
今日はここまで
では
PS.
tttttanさん作のライブ•ドローイングの桜
福島県いわき市在住のアーチスト。娘がダンスでコラボした方です。例によってご本人には連絡してませんが、上野での素晴らしいパフォーマンスの感動をお伝えしたくて。
https://instagram.com/tttttan_drawing?igshid=1vch0ot9exbnm
三溪園の桜