「着飾る恋には理由があって」の番宣、段々と賑やかになってきましたね。個人的には、シェアハウスのセットに気持ちがあがりました。建築物の空気感が人のメンタルにも影響するのは、ぜひアピールしていただきたく。都心の一等地の高級マンションですか。楽しそう。どんな感じのドラマになるでしょうか。
それにしても、川口春奈さんも横浜流星さんも人見知りですね。2人とも美しいのに不思議。横浜さんの場合、今までドラマや映画の共演者と一緒に番宣していても、私の見た限りでは相方が割と話す人だったので、気がつきませんでした。俳優あるあるです。そこがいいです。人見知りさんを好きになるスイッチは、我がアイドルに20年以上前に押されました。
真面目、頑固、口下手というと、我がアイドルの20前後の頃を思い出します。なかなかうまく話せなくて苦労しているのが伝わってきました。でも、地頭も感性も優れた人なので、言葉をひとつひとつ選びながら話していると聞き応えがありました。誠実な人ほど、言葉を雑に扱えないのですね。私にはそれがとても好ましく、声も心地よく。だから、場数さえ踏めば、この人の語りの魅力は絶対に評価される日が来る、と思い続けていたら、ラジオやNHKの知的番組のMCに。ラジオは既に長寿番組です。radikoアプリができたから夜更かしもせず何度も聞き返せます。願いが次々と叶う、なんて素晴らしい人生。
欠点だと思っていたものが、実はかけがえない宝石のような美点だったのです。アンデルセンが「醜いアヒルの子」を執筆した由縁です。欠点だと言われている事は、大体その人の美点の裏返しなのですね。でも、若い時に人間をそういう風に捉えるのが難しいのは、私も覚えがあります。
横浜流星さんは今、若くて美しいし、好青年だと各方面から言われていますね。でも、私の勘が正しければ、ただのイケメン俳優では終わりません。
これには根拠がないわけでもありません。
これは言いたくなかったけど、私は相貌失認の気があります。ドラマの「リッチマン、プアウーマン」の小栗旬さん、かなりいい線いってます。私には、親戚の伯父に外でばったり会って、「うちに時々来るおじさんに何となく似てる」と言ったのをはじめ、とんでもない逸話が数多あります。子供の頃は姉兄に「キチガイ」と普通に呼ばれてました。大人になっても仕事で会った人の顔も名前も覚えられません。美しい人ばかりの芸能人なら覚えられると思われるかも知れませんが、顔の美醜とはまったく関係なく覚えられないのです。CMの女優さんを見て「あらキレイ、これ誰だろ」と言うと、娘がちょっと怯えた顔で「これ、○○○○だよ?」と超有名人の名を口にします。そんな毎日です。
すべての人について失認するのであれば、もしかして問題なかったかも知れません。そんな私がごく稀にひと目で忘れられなくなる人間がいるからややこしくなるのです。仕事場ではこれが元でずいぶん各方面から嫌われましてねえ。仕方ないです。ある歳まで来た時、それを「私フィルター」と呼んで大切にすることに決めました。意識して覚えたり覚えなかったりする訳ではなく、自分でもその法則がわからないからです。ちなみに、その相手に対する好悪の感情ともあまり関わりがありません。ただひとつ経験から言えること。その人はただの人では終わりません。
長々と書きました。我がアイドルは、その「ひと目見て忘れられなくなった」人でした。横浜さんも、そうです。口に出すと責任が生じるから言いにくかったのですが、言った以上は応援します。今後ともよろしくお願いします。
今日はここまで。
では