横浜流星さんが戦隊ものに出演されていたと伺ったので、少し前に配信サービスで見てみました。
進路の分岐点で三つあった道の内、横浜さんが俳優を選ぶきっかけとなった作品ということで、ぜひ見てみようと思いまして。
全編見るのはさすがにちょっと辛いので、オープニングと最後のあたりと、名作と名高い33話を見ました。
ずっと前から感じていたことが確信に変わりました。
私の場合、こういった「群像劇」で女性のキャラクターに感情移入することが滅多にない、ということです。
むしろ、5人の中でも横浜さん演じる「ヒカリ」に感情移入していました。
いつもコミュニティのはじっこにいる、何を考えているかわからない、感情が表に出なくて冷静だけど皮肉屋、ごくたまに逆鱗に触れられた時には人でも殺しそうな顔をする・・・だけど、意外に純粋、潔癖、完全主義者、と。
これ、私が今まで全部言われたことです。
これらはすべて、16性格診断のINTJの性格に当たります。
私の場合、15年前と最近やったテストの結果が同じINTJだったので、たぶんこれが私の死ぬまでの性格だと思います。
どこか自分に似たところがあってなおかつ魅力的に演出されている登場人物に、人間というのは強く惹かれるのではないか、と仮説を立ててみました。
そう考えると、私が思い切りはまった「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う」の直輝くんもINTJですね。
「私たちはどうかしている」の椿くんもそうです。
父親の仇をとるためだけに8年も生きてきたとか、因縁の老舗を継ぐことだけを目標に15年も生きてきたとか、相手が「バディ」であることが恋愛の必須条件なところとか、なかなか理解されにくい事かも知れないけど、私はシンパシーを感じてしまいます。
さて、そう考えると、ある日突然、ドラマや映画などで特定の俳優に沼のようにはまった体験を振り返ると、全部この「INTJ」もしくは「ENTJ」という性格の人物を演じていた人に引き寄せられたのがわかりました。
ドラマ「DxD」の岡田准一さんと、映画「デスノート」の藤原竜也さん、ですね。
「危険なにおいのする主役」創造には、もってこいのキャラクターと言えるでしょう。
素の性格とは違うのに演じられるのは、その性格に対する観察の成果か、演出の的確さか。いずれにしろ、これをリアルに演じられる俳優だった、ということが、私が沼にはまるきっかけだったと言えます。
女性の登場人物にほとんど感情移入したことがないのは、現実世界で女性のINTJが極めてレアで、主要人物として描かれにくいからだと思います。
ちなみに、私は、人差し指の長さが薬指の93%の「薬指の長い女」で、「男脳・女脳」的なテストを受けると「標準的な男性」と出ます。
性自認は女性だし、同性愛者ではないようですが。
性格診断のINTJとリンクしている可能性があります。
俳優・女優さんのパーソナルカラーや骨格タイプを調べて、自分のファッションの参考にしたりするのを娘と二人でよくしますが、自分も含めて人間の身体にはそれぞれの個性があって、それは本当にひとつひとつ素敵なものなんだ、という認識を育てるのに期せずして役立っています。
同様に、役のキャラクターの分析は、人間の多様性についての認識を育ててくれるような気がします。
一人一人の性質は、ただあるようにあるだけ。あらかじめの善悪も美醜もなく、それはそれぞれの「関係」が生み出しているのだと。
うまくやる方法はいくらだってある、自分のことをもっと好きになっていいんだと。
・・・なあんてことを、ドラマや映画や本を見ては、ネチネチネチネチ考えるのが、子供のころから大好きです。INTJなもんで(笑)。
今日はこのへんで
ではでは